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日刊建設タイムズ社
2022/11/02

【千葉】2地区で整備・誘致/柴崎の土地利用方針示す/我孫子市 都市計画審議会

 我孫子市は10月27日、議会棟1階第一委員会室で「第93回都市計画審議会」を開催した。(仮称)柴崎地区の土地利用について、2000〜3000uの敷地において製造・物流・研究などの施設を設置する中小企業を誘致する「A地区」と、500u以下の敷地において製造・物流・研究・地域産業を支える施設などを設ける地元企業を誘致する「B地区」に分けて整備を行う方針を示した。また、2023年度まで地区計画の都市計画決定を目指すとした。
 (仮称)柴崎地区は、柴崎字天王谷の一部に所在。市街化調整区域に位置している。敷地面積は約3・67haで、北東側に周囲堤および盛土予定地約0・18haがある。区域南側には国道6号が接道している。
 国道6号からのアクセスと地区内の安全性および防災性の向上を図るため、区画道路、調整池、隣接する住宅地との緩衝機能を有する緑地を北西側に整備する計画。
 20年3月策定の「企業立地方針」では、市の発展を担う産業施設の集積を図る区域として、産業基盤の整備を進める方針を示した。
 また、22年度から41年度までを期間とする「都市計画マスタープラン」では、産業振興のための土地利用の誘導を行う「産業拠点」に位置付けている。
 さらに、6月に改定した「市街化調整区域における地区計画運用基準」では、都市計画マスタープランで示された「産業拠点」について、雇用の場の創出や自動車利用による購買需要など市民生活におけるニーズの変化に対応し、市の発展を担う新たな産業振興に寄与する施設の誘導を図るとした。
 9月定例議会における市政一般報告では、12月までに、産業用地に立地する企業の配置を含めた土地利用計画案を作成する考えを示した。
 柴崎地区産業用地整備事業は、大日本土木・マーケットトラスト共同企業体に委託している。k_times_comをフォローしましょう
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