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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/11/08

【群馬】県自然環境課 県立赤城公園の活性化 大沼湖畔にキャンプ施設

県自然環境課は県立赤城公園の活性化で、大沼湖畔に12×12m規模のキャンプサイトを100区画以上整備するほか各種関連施設も設置し、大沼キャンピングフィールドを開設する。また、ビジターセンターを中心に観光案内やアクティビティ体験などの総合受付窓口を設ける。設計業務を2024年度末までに完了させる予定で、その後各種建設工事を順次行うこととなる。
県立赤城公園は約1290haの敷地に、キャンプ場やビジターセンターのほか、休憩舎などが配置されている。施設が老朽化しているといった課題を解決するとともに、赤城エリアの活性化や自立性のある持続可能な公園の管理・運営を進めるため、赤城公園に求められる機能や役割を整理し、赤城エリアが持つ自然環境やアウトドア資源等を活用した各種取り組みを行うもの。基本構想案はスノーピーク地方創生コンサルティング(新潟県三条市)が作成している。
活性化に向けては、中心となる2施設を想定。キャンプ場と文教施設地区、厚生施設団地をエリアとした「大沼キャンピングフィールド(仮称)」と、県立赤城公園ビジターセンターやテニスコート、第三スキー場を対象とする「赤城ランドステーション(仮称)」を計画している。
大沼キャンピングフィールドは、大沼湖畔の森林内を満喫できるような雰囲気を残しつつ、現在の遊休地を最大限有効利用。キャンプ場にはキャンプサイトを12m×12mの区画規模で100サイト以上を配置する。運営は民営有料とし、管理人が常駐する形式となる。付随して、宿泊受け付けやアウトドア用品、食料品などを取り扱う管理棟を約200uの規模で1棟、炊事場やシャワー、トイレなどを完備するサニタリー棟を約50uの規模で3棟設置する。また、電源施設とWi−Fi環境を利用した多様なデジタルコンテンツを提供していく。
赤城ランドステーションは、観光案内やアクティビティ体験などの総合受け付け窓口として開設。約800uで平屋建ての施設を予定している。また、物販スペース・観光案内施設を約150uで設置。加えて、カフェを約150uで整備するほか、約100uの規模でWi−Fi環境が整ったコワーキングスペース、窓口・事務室・倉庫施設を約120u、トイレを約80uで建設する。なお、新たなランドステーションを整備する間は、既存のビジターセンターを利用するが、ランドステーション完成後にはビジターセンターの解体を想定している。
現在、計画準備や現地踏査を含めた設計業務に向けたプロポーザルを実施しており、月内には業者へ審査結果が通知される。基本設計業務の完了は2024年3月31日を見込んでいる。
県では県立赤城公園の活性化に向けた基本構想案について、2月14日から3月15日までの約1カ月間パブリックコメントを行ったところ、137人357件の意見が集まっていた。これらの意見を受け自然を保全・保護するエリアと利活用するエリアを整理するとともに、覚満淵および小沼は自然環境の保全を図るエリアとして施設整備等は行わず、大沼湖畔とビジターセンター周辺のエリアを活用して施設整備を行う方針となった。また、公園内のエリア分けや表現・表記・全体構成の整理などの変更を行っている。
計画ではコンセプトとして、生きがいやウェルビーイングなど、これからの共感価値を取り込み、自然環境の保全・保護に配慮した利活用を図ることで、公園の魅力を引き出す「赤城ウェルグラウンド」を目指すとしている。そのために、ハード施策として文教施設地区や厚生施設団地である遊休エリアの活性化として、体験型宿泊機能の整備を行うとした。また、ビジターセンターを再整備し情報発信・観光案内機能を強化することで、地域周遊の窓口となる施設を目指す。一方でソフト施策として、循環型の自立生活圏創出やスマート文化経済圏の創造などを掲げている。