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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/11/09

【群馬】伊勢崎市の保健センター9月議会までに発注

伊勢崎市が既存の保健センターなどを統合して整備を計画する(仮称)新保健センター・子育て世代包括支援センター建設事業について、2023年度の上半期にも工事を発注する。規模はRC造3階建て、延べ床面積約3900uを想定。9月下旬までの現場入りを目指しており、契約案件は9月議会までに上程する。調整次第では、6月議会へ諮る可能性もある。発注方法は検討中だが、施設規模などを考慮すると、建築・電気・機械の3分離で、JV編成も視野に入る。
新保健センター・子育て世代包括支援センターは、大手町地内の伊勢崎福島病院跡地へ建設する。既存の健康管理センターのほか地域の保健センター3施設を統合した施設となる。
24年12月末までの建物完成を目指しており、9月下旬には現場入りする方針。遅くとも9月議会で契約案件を諮る必要があるため、上半期中に工事発注を行うことになる。早期の完成が望ましいとし、前倒しも検討している。6月議会での上程を目指す場合は、年度明け早々の公告となる。25年度の利用開始に向けて、スピード感をもって取り組むとしている。
建物はRC造3階建て、延べ床面積約3900u。1〜2階へ保健センターや事務機能を、3階には子育て支援センターを配置する。1階部分は通り抜けが可能な空間に仕上げる。設備類には◇太陽光発電◇地中熱冷暖房システム◇ハイブリット照明の外灯−などの導入を計画。断熱性の高いガラスや天井隠蔽型空調、全熱交換機の設置が予定されている。内装材には伊勢崎に古くから自生しているマツなどを活用する方針となっている。
基本・実施設計および工事監理業務は公募型プロポーザルで宮本忠長建築設計事務所(長野県長野市)を特定。22年度は実施設計を進めているところ。
基本計画の段階で、概算工事費として約18億円を掲げた。工事の発注方法はこれからの検討事項としている。施設規模から建築・電気・機械の3分離発注が濃厚となる。建築工事はJV編成となる可能性が高い。
合わせて、センター北側に沿って通る主要地方道足利伊勢崎線については、現状の一方通行から相互通行へ改良する計画。同線の改良工事は、中心市街地整備事務所が担当。現状幅員6mを16mに広げ、両側に3mの歩道を設ける。設計は都市設計(伊勢崎市)がまとめた。
中心市街地の区画整理事業で用地の確保を進めている。用地や予算の状況を考慮して発注時期を検討。25年度のセンター利用開始時には間に合わない見通しとなっている。