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建通新聞社
2022/11/10

【大阪】茶屋町市街地再開発 都市計画案を縦覧

 大阪市は、茶屋町地区地区計画の変更に関する都市計画案、都市計画茶屋町B―2・B―3地区第一種市街地再開発事業の決定についての都市計画案の縦覧を行っている。今後、都市計画決定、組合の設立を行い、事業を実施する予定だ。市は11月10日まで両案についての意見書を受け付ける。
 対象区域は大阪工業大学梅田キャンパスに隣接する北区茶屋町、鶴野町。施工区域面積約6000平方bに商業、宿泊、居住機能の導入、多目的広場などを整備する。2017年に東急不動産が事業協力者として準備組合と基本協定書を結んでいる。再開発施設の企画・計画・事業推進・建設・運営のパートナーとして協力する。
 再開発事業の計画書案によると、A街区の建築敷地面積は約3100平方b。延べ床面積は約3万0500平方b。建ぺい率は65%、容積率は890%。B街区の建築敷地面積は約120平方b。延べ床面積は120平方b。建ぺい率は70%、容積率は100%。
 同事業は23〜29年に実施を予定。概算事業費は約188億円を見込む。
 また、茶屋町地区の地区計画案によると、区域面積は約2万3000平方b。
 土地利用に関する基本方針では、A地区に業務、文化、商業、宿泊、居住機能の導入、B地区に業務、文化、商業、宿泊、交流、アミューズメント、地域コミュニティー、居住機能の導入を図る。B―2地区とB―3地区では市街地再開発事業により一体的な整備を行う。
 建築物の整備方針では、壁面や屋上緑化、敷地内の緑化を図る。施設低層部には商業施設、展示施設、コミュニティー施設、文化施設を配置する他、整備に当たり、効率的なエネルギーの活用やヒートアイランド対策を行う。
 主要な公共施設として地区幹線道路(幅員12b、延長約150b)を整備。この他、地区整備計画によると▽歩行者施用通路1〜4号(幅員4b、延長約40〜110b)▽多目的通路1〜6号(幅員2・5〜6b、延長約20〜110b)▽地下歩行者通路(幅員4b、延長約40b)▽屋内多目的通路(同)▽多目的広場1〜7号(面積約100〜420平方b)▽地下多目的広場1〜4号(面積約100〜200平方b)―を配置する。