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　能美市は１０日、山口町地内「根上翠ヶ丘運動公園の利活用に関するサウンディング型市場調査」を行うにあたり、実施要領を公告した。参加申し込みを１２月１５日まで市スポーツ振興課で受け付ける。
　同公園の再整備に向け、民間活力の導入を探る調査となる。対話による意見交換を通じ、市場性や事業手法、民間事業者の意向、官民連携による実現性の高いアイデアなどを把握する。
　同公園の敷地面積は１７・３ヘクタール。計画では、近年のアウトドア人気を踏まえ、グランピングやドッグラン、スケートボード場などの整備を想定している。周辺との一体的な環境整備など、市民ニーズに沿った公園の在り方を検討し、魅力あるにぎわい空間の創出や快適で利便性の高い公共サービスを提供し、子育て世帯などの定住促進につなげていく。
　１９７７（昭和５２）年に整備された同公園には、芝生広場やグラウンドゴルフ場、ローラースケート場、多目的広場（フットサル場）、キャンプ場、管理棟、レストハウスなどがあり、市民の健康増進や交流の場として利用されているが、全体的に老朽化が進んでいる。レストハウスに隣接するバーベキュー場も施設の老朽化に伴い、今年度に撤去することになっており、利用者数は減少の一途をたどっている。
　今後のスケジュールによると、１２月２日に現地見学会・説明会（参加者は申し込みが必要）を開催。来年１月下旬にサウンディング調査を実施、今年度内に意見や提案を公表する予定だ。同調査の支援業務はアルスコンサルタンツが担当。
　問い合わせは同課（電話０７６１ー５８ー２２７３）まで。