トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2022/11/14

【高知】県 五台山公園整備へ事業者公募開始

 高知県土木部はPark―PFI制度を活用した五台山公園整備に向け、民間事業者を対象とする指針を取りまとめ、公募手続きを開始した。2023年2月10日まで提案を受け付ける。3月中旬にプレゼンテーションとヒアリングによる審査を行った後、基本協定を締結する。
 提案では、現在解体工事中の旧展望台周辺の「五ノ台」(最大0・6f)を公募対象公園施設、さらにその周辺の旧鹿園(最大3f)を特定公園施設とし、それぞれ範囲内で施設の詳細な配置を求める。
 公募対象公園施設として、飲食店や売店などの便益施設と展望台を建設する。便益施設と展望台は一体的な建物である必要はない。展望スペースは24時間無料で通年利用でき、一度に30人程度の利用者が眺望できる広さを求める。
 特定公園施設には、公募対象公園施設に接続する園路と園路沿いの照明の提案を必須とする。また県が整備を想定している案内板、休憩所、門、樹木の伐採・植栽、五ノ台駐車場の拡張などについても任意の提案を要望する。設計・工事に必要な費用のうち、県は最大1億3800万円を負担し、民間事業者は整備費用に対し10%以上負担する。
 応募資格は法人であることとし、複数の法人で応募することも可能。施設の設計や建設・運営について下請け協力を求める場合は「協力会社」とし、応募グループには含めない。
 県ではこの指針に関する説明会を11月29日に開く。参加希望者は22日までに公園下水道課までメールで申し込む必要がある。
 五台山公園にあった展望施設は老朽化や耐震性不足のため4月に閉鎖し、現在解体工事を進めている。県では、その跡地を含む五台山公園の整備に当たり、Park―PFI制度を活用して、民間事業者のアイデアと経営ノウハウによる設計施工・管理運営を行う。
提供:建通新聞社