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滋賀産業新聞
2022/11/15

【滋賀】米原市 旧醒井水の宿駅の解体

 米原市は、老朽化や利用者減などで6月に廃止され建物の解体方針が決定しているJR醒ヶ井駅ロータリー横の観光交流施設「旧醒井水の宿駅」について、22年度に委託済みの解体設計業務を年度末にもまとめ、23年度当初にも解体工事に係る事業費を予算措置し、現時点では地元との協議により夏場の観光シーズンを避けた9〜10月頃にも解体工事を1本で発注・着工し、5〜6ヵ月の工期で完了させる計画。また解体後更地となる跡地約3000平方bについては民間を対象に売却する方向で23年度募集を公告したい考え。現時点では貸付け等も可能かを模索しており今年度中に方針を確定させる。
 22年度に1級建築士事務所近江設計(米原市)に委託した(11月10日開札)旧醒井水の宿駅解体設計業務では、JR東海道本線と国道21号の間の3215・61平方b規模の市有地に建っている▽旧醒井水の宿駅(ボンベ室、倉庫、ゴミ置場含む)(02年築、S造2階建、延1324・29平方b)、▽駐輪場(S造平屋建、約250平方b)、▽物置(19年築、9・3平方b)―の3棟の既存建物を解体撤去し、敷地内整地のための設計業務を行う。委託期間は23年3月24日まで。
 米原市醒井水の宿駅(醒井688―10)は、物産販売やレストラン等を備える観光交流施設として02年に市が開設。施設の老朽化が進み入込客数の減少により事業展開が困難であるとして、6月30日付をもって施設を廃止し、建物については解体し、解体後の土地は23年度に売却するとの方向を示している。市では、売却については、地域住民に有益なものとなるよう一定の条件を設定する予定としており、22年度末をメドに条件内容や貸付けの有無についても確定し、23年度に公募等を公告する方針だ。

提供:滋賀産業新聞