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日刊建設タイムズ社
2022/11/15

【千葉】小学校統合や一貫校/小林中・印旛中学校区で/印西市 学校適正配置審

 印西市は11日、「2022年度第5回学校適正配置審議会」を市役所4階41会議室で開催し、小林中、印旛中、木刈中、原山中、西の原中の各学校区における学校規模適正化に向けて意見を交わした。小林中学校区については、小学校の統合を基本路線としたが、他の地区の検討状況を踏まえ、小中一貫の義務教育学校の配置も併せて検討するとした。また印旛中学校区は、小学校の統合、もしくは小中一貫の義務教育学校を配置する案が挙がった。そのほか、木刈中学校区と原山中学校区は学校選択制の導入が提案された。児童数の著しい増加が見込まれる原小学校がある西の原中学校区は、通学区域の見直し、もしくは学校選択制の導入を検討することとした。
 原小学校に関しては、福祉施設「そうふけふれあいの里」として活用されている旧草深小学校跡の一部の活用を含む移転改築や増築も提案されたが、事業期間が長期となり、かつ必要な規模を満足する用地の取得が難しいため、現実的ではないと結論付けた。
 議論は、22年度と28年度における児童生徒数などのシミュレーションを基に行われた。文部科学省が15年1月に策定した「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置に関する手引〜少子化に対応した活力ある学校づくりに向けて〜」で、望ましい学級数は小学校で1学年2学級以上、中学校で学校全体9学級以上とされている。
 小林中学校区には、小林小学校と小林北小学校がある。2校を統合する場合、いずれの施設でも全児童の受け入れが可能だが、通学距離が4qを超える児童が発生する可能性がある。
 印旛中学校区には、六合小学校、平賀小学校、いには野小学校がある。3校を統合する場合、いには野小学校の施設で全児童を受け入れることが可能だが、通学距離が4qを超える児童が発生する可能性がある。
 木刈中学校区には、木刈小学校、小倉台小学校がある。小倉台小学校区から木刈小学校区への通学区域制度の弾力的な運用を行った場合、小倉台小学校の児童数が数十人程度減少すると見込まれる。
 原山中学校区には、内野小学校、原山小学校がある。23年度から、内野小学校区から原山小学校区への通学区域制度の弾力的な運用を行う。
 西の原中学校区には、西の原小学校、原小学校がある。また、牧の原小学校区の一部が含まれる。原小学校の児童数は、22年度1117人、28年度1813人、33年度1175人と推測されている。
 今後の審議会では、これまで議題となっていなかった本埜中学校区と滝野中学校区について検討。これを踏まえ、市の方向性を決定する。
 今回、議論の対象となった学校における、22年度と28年度の学級数は次の通り。
 〔▽学校名=@22年度の学級数A28年度の学級数〕
 ▽小林小学校=@9A10▽小林北小学校=@6A6▽小林中学校=@6A6▽六合小学校=@6A6▽平賀小学校=@6A6▽いには野小学校=@13A11▽印旛中学校=@10A9▽木刈小学校=@18A13▽小倉台小学校=@32A32▽木刈中学校=@21A24▽内野小学校=@19A21▽原山小学校=@11A7▽原山中学校=@8A14▽西の原小学校=@19A26▽原小学校=@32A55▽西の原中学校=@18A34k_times_comをフォローしましょう
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