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建設新聞社
2022/11/15

【東北・福島】大和リースGを選定/郡山市の開成山公園P−PFI

 郡山市は「開成山公園等Park―PFI事業」の事業者公募で大和リースグループを選定した。14日に市役所で記者会見を開き品川萬里市長が発表した。
 提案者は大和リースグループ(構成員=大和リース、a.ru.ku出版、東京美装興業、八光建設、櫻エンジニアリング)と次点の東日本ダイワグループ(構成員=東日本ダイワ、日比谷花壇、日比谷アメニス、ニュージェック、ディーエス設計)。今月2日にプレゼンテーション審査を実施。審議会委員は金谷隆正(東京都都市づくり公社参与エグゼクティブ・フェロー、東洋大学公民連携専攻客員教授)を委員長とする5人が担当した。
 開成山公園は市中心部の開成1丁目地内に設けられた広場、園路のほか野球場や陸上競技場などが複合する約30fの総合公園。今回の事業は、開成山公園の一部(11・99f)、隣接する開成2丁目公園(0・29f)、水・緑公園(0・42f)、開拓公園(0・19f)の計12・89fを対象に老朽施設を改修し、飲食店・売店など新たな収益施設を導入して19年間の指定管理を行う。改修事業費は約7億円で、指定管理費用などは別途計上となる。
 大和リースグループは「Re;KAISEIZAN〜歴史を未来へつなぐ〈未来(あす)パーク〉」を整備テーマに、公募対象公園施設を園内の東、西、南3カ所に整備するほか、野外音楽堂の改修、大屋根新設、トイレの新設・改修、駐車場の拡充、園内の池に架かる橋のライトアップなどを提案している。
 今後、12月中旬に基本協定を締結し、指定管理運営協定や設計・施工に係る協議を進め、2023年度から整備工事に着手、24年度から43年3月31日まで指定管理を行う。
 会見で品川市長は「全国でも事例が少ない大規模なPark―PFI事業となる。今回のプロジェクトをきっかけとして開成山公園の価値を次の100年につなげていきたい」と展望を語った。

 提供:建設新聞社