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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/11/16

【群馬】23年度の橋梁整備計画 2橋対象に修繕設計へ 修繕工事は諸戸橋

富岡市は2023年度に久保橋の解体設計と2橋の修繕設計、諸戸橋の修繕工事および149を対象とする定期点検を計画している。修繕設計は三共橋と下の橋で予定する。久保橋の解体工事と架け替え工事は24年度以降に行う。予算状況を踏まえ工事実施年度を決める。諸戸橋は橋面防水工事や塗装塗り替え工事、支承取り替え工事などを実施する。
妙義町諸戸地内にある市道14167号線の久保橋は、諸戸川に架かる橋長14・9m、有効幅員3・1mの3径間鋼単純H桁で、桁下は3・71m。下部工として重力式橋台と壁式橋脚が2基ずつ設置されている。1970年に架設された。既存橋梁を撤去し、橋梁形式で架け替える。
2022年度は架け替え設計をプロファ設計(伊勢崎市)に委託。23年2月13日の履行期限でまとめる。現在、河川管理者と協議を進めているところ。
修繕設計を行う市道七日市黒川線の三共橋は富岡魚菜市場(七日市133−2)の西側に位置し、高田川を跨ぐ橋梁。橋長60・2m、幅員6・24mの5径間PC単純I桁橋、下部工として逆T式橋台2基と壁式小判形橋脚4基が設置されている。1967年の架設。
長寿命化点検で床版のひび割れ、支承本体の変形、舗装の剥離、路面の凹凸が指摘されている。
田篠地内に架設されている市道7141号線の下の橋は国道254号の田篠交差点の南側に位置し、雄川に架かる橋梁。橋長20・9m、幅員3・64mの2径間単純床版橋で、下部工に重力式橋台2基と壁式小判形橋脚1基が整備されている。架設は75年。
長寿命化点検で主桁の遊離石灰、橋台基礎部の洗堀などが指摘された。
修繕工事を行う、妙義町諸戸地内に架かる市道14001号線の諸戸橋は諸戸川を跨ぐ橋梁。橋長14・5m、幅員5mの単径間鋼単純H桁橋、下部工は重力式橋台2基が設置されている。69年の架設。
修繕内容は◇橋面防水工=55・4u◇塗装塗り替え工=75・3u◇支承取り替え工=可動支承、固定支承2カ所ずつ◇鋼製伸縮装置設置工=8m◇防護柵取り替え工=約29m−。設計はプロファ設計がまとめた。
定期点検は橋梁の長寿命化に向け149橋を対象に行う。