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滋賀産業新聞
2022/11/18

【滋賀】県湖北農振 井之口地区の土地改良事業

 県湖北農業農村振興事務所は、管内の土地改良事業で、新たに22年度の事業採択に向けて、井之口地区(米原市井之口)における「農業競争力強化農地整備事業」の準備を進めている。総事業費は約5億円で、事業年度は22〜26年度の5ヵ年。
 米原市井之口地区の田など計30・2fを対象とした農業競争力強化農地整備の事業計画では、これまで未整備の区画整理、支線道路2本および耕作道路1本の整備、支線用水路、支線排水路の整備を実施することで、農地集積を促進し効率的かつ安定的な経営の充実を図る。12月1日まで縦覧・12月16日まで審査請求を受け付ける土地改良法に基づく手続きが順調にいけば、即日22年度県営事業としての新規採択が確定し、年度内の地元調整を経て23年度早々にも湖北農振から詳細設計が発注され、順調にいけば23年度秋頃にも初弾工事を発注・着工し、26年度までの5ヵ年で進めたい計画。
 整備を予定するのは、受益面積30・2fにおける、整地工(標準区画100×30)計23・4fや、道路整備工約3・8q(敷砂利舗装t=100)、用水路工約3・8q(BF250〜600)、排水路工4・4q(プレハブ柵渠B400×H400〜B900×H600、U―300、240、フリューム水路)、暗渠排水工4・6f(VUφ65)―。
 事業費計5億円のうち、整地工5700万円、道路工3600万円、用水路工1億1100万円、排水路工1億5800万円の合計となる区画整理工費総額3億6200万円に、暗渠排水工費800万円を合わせた純工事費は3億7000万円。この他換地費7500万円、実施設計および測量費計2200万円―を見込む。
 「井之口地区」は、70年に農振地域の指定を受け整備計画を策定しているが、諸事情により現在まで未整備。ほ場は不整形な小区画で、農道は狭小道路で大型農業機械の進入が困難、用排水路は狭小な土水路で用水の安定的な供給が困難な状況にある。農業競争力強化事業の実施で農地集積の促進による経営規模拡大を図り、安定した農業経営を目指す。

提供:滋賀産業新聞