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日本工業経済新聞社(埼玉)
2022/11/17

【埼玉】蓮田市 市道1453号が拡幅設計に進む可能性

 蓮田市は、県道蓮田杉戸線から東埼玉病院の敷地を通過して県立蓮田松韻高校付近まで至る総延長約750mの新たな市道整備に注力する。延長を3工区(北側・中間・南側)に分け、来年度にも北側工区に当たる市道1453号線の設計に着手する可能性が出てきた。新たな市道は、黒浜公園の拡張・再整備と連動した主要事業であり、できるだけ早期の開通を目指す。
 新設する市道は、北側工区の1453号(延長173・9m、T字路部含む)、中間部の1472号(同500m)、南側工区の1463線(同75・6m)に分かれる。現道の幅員を約12m(歩道両側含む)まで拡幅するのが主な内容。国立病院機構東埼玉病院(黒浜4147)の敷地内を通過する1472号が暫定供用中だ。
 道路課は次の拡幅完了を1453号、1463号の順に目指している。いずれも現行幅員は約6m。1453号は測量業務に本年度入っており、早くて2023年度から設計などに着手するイメージを持つ。総合振興計画上の主要事業であるため、23年度予算編成で重視される可能性がある。終盤の完成となる1463号は、未着手の状況がまだ続くとみられる。
 市は、市道整備と並行し、近隣の黒浜公園(現4・5ha)を約10haまで大規模拡張する計画も検討している。
 みどり環境課によると、東埼玉病院東側を囲む形での公園拡張を想定。財務省所有の2ha強と東埼玉病院の土地2ha、さらに黒浜日野手緑地の0・8haを拡張用地に活用する考えだ。財務省とは土地払い下げの交渉が進み、23〜24年度のうちの進展を目指している。
 テニスコートの増設、広場・遊具の新設などを検討している。歩道付きの拡幅が先行する市道は、現公園と拡張部分の敷地をつなぐ役割を担う。