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建通新聞社(岡山)
2022/11/21

【岡山】美作市 新庁舎 来年6月着工へ

 美作市は合併特例債を活用した新庁舎整備事業で、新庁舎の大まかな規模や意匠を盛り込んだ基本設計をまとめた。実施設計を本年度中に取りまとめ、2023年度初めにも施工者を決める一般競争入札を行い、6月の着工を目指す。それに先立ち、12月に指名競争入札で造成工事を発注し、23年5月までに完了させる。基本設計と実施設計は久米設計(大阪市中央区)が担当している。
 美作市北山1590の約1万3500平方bの敷地に鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て延べ約7450平方b(本体約6990平方b、付属棟約460平方b)の庁舎を建設する。新庁舎整備は、「市民の安全・安心を支える施設」「利便性の良い施設」「人・まち・自然と調和した施設」「経済性・環境性・柔軟性に優れた施設」を基本方針として進めている。
 外装は周囲の風景と馴染むよう低層で、水平庇と勾配屋根が特徴のデザインとする。内装では、市民が愛着を持てるよう、美作市産の木材を適宜使用する方針。
 概算事業費は、建築22億2600万円、電気7億3500万円、機械6億8300万円、昇降機1600万円、付属棟1億3400万円、外構1億8900万円の計36億6000万円で、解体などを含めた総額を39億8300万円と見込んでいる。資材高騰などの影響で、7月に策定した基本計画から約8%増額となっている。
 建築工事完了後、情報機器や什器備品の移転作業を経て、24年11月に解体工事に着手し、25年3月までに完了させる。

提供:建通新聞社