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建通新聞社(神奈川)
2022/11/22

【神奈川】横浜下水道150シンポ 次世代へバトンを

 横浜市環境創造局は11月18日、横浜市教育会館ホールで横浜下水道150シンポジウム「下水道の魅力と未来」を開き、約400人が参加した。東京大学大学院の滝沢智教授と国土交通省水管理・国土保全局の松原誠下水道部長の2人による基調講演の後、東京都や京都市などの自治体職員らとのパネルディスカッションや横浜下水道に携わる団体紹介などを行い、これからの下水道事業を担う人材への技術継承の大切さを呼び掛けた。
 環境創造局の遠藤賢也局長は「先人のアイデアや技術が積み重なり、150年という節目を迎えた。今日のシンポジウムを通じて下水道事業の魅力を広く知ってもらい、次の世代にバトンを渡していきたい」とあいさつした。
 滝沢教授は「横浜下水道への期待」と題して講演。横浜下水道の歴史を施設整備から経営重視の時代に移っていったと説明し、近年は公民連携に力を入れていることに触れながら、「これからの150年は、これまでの技術を大切にしながら、新しい事業にチャレンジしてほしい」と激励した。
 松原部長は「下水道の未来に向けた展望」と題して将来、下水道事業に必要となる取り組みについて解説。下水道汚泥の肥料利用による循環型社会の実現については、「環境創造局の取り組みへの期待は大きい」と話した。 提供:建通新聞社