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新建新聞社
2022/11/24

【長野】穂高広域施設組合 あづみ野ランド大規模改修に債務10億

工事入札は23年2月までに実施予定
 穂高広域施設組合(管理者・太田寛安曇野市長)は11月17日、2022年第2回組合議会定例会に上程した一般会計補正予算(第1号)案で、余熱利用施設「あづみ野ランド」大規模改修事業に限度額10億円の債務負担行為を設定した。改修工事は、23年2月までに入札を実施し、業者決定の後に2月定例会で契約議案を上程する予定。
 あづみ野ランドは1996年4月竣工で、施設規模はRC一部大断面W・S・SRC造2階地下1階建て、延べ面積は4751.93u。大規模改修工事では、老朽箇所の改修により温浴施設としてのリノベーションを図る。工事は3期に分け、工事エリアと施設利用者の動線を分離し、安全を確保した工程を組んでいる。
 1期工事(23年3月〜10月)では、現在のプールを新浴場として改修する。1階プールを閉鎖後に、プール槽、ジャグジー、採暖室などの内装、南面外部サッシの解体を行い、新浴場として整備する。
 2期工事(23年11月〜24年2月)は、全館休館しフロアの改修を行う。改修の予定箇所は、地下1階エレベーターホール、駐車場、通路、1階のエントランス・フロントロビー、ラウンジ周り、2階エレベーターホールと階段室を含むロビー周り、体育館、屋根・外装・外構―など。そのほか、1期工事から新浴場と機械室の改修を継続し、3期工事に向けた2階現浴場とエスカレーターの解体撤去を進める。
 3期工事(24年3月〜9月)は、2階の空間を運動空間として改修する。2期工事で行った2階現浴場の解体後、フリースペース空間の改修工事を行うほか、建物内部から切り離される屋根・外装・外構の改修も実施する。
 具体的な入札時期や入札方法は、今後開催する業者選定委員会の協議により決定するため、現時点では未定。小林良士事務局長は「組合としては早期に発注していきたい」と本紙の取材に対して明らかにした。
 この日の議会では、あづみ野ランドに指定管理者制度を導入することも報告。今後は、11月下旬に指定管理者選定員会を開催し募集要項などの確認を経て、12月上旬に公募型で公告する。23年1月に候補者を選定し、2月の組合議会で関連議案を上程する見通し。
 所在地=安曇野市穂高北穂高995番地1
 設計担当=東日本総合計画長野支店

提供:新建新聞社