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日刊建設タイムズ社
2022/11/29

【千葉】鴨川庁舎に約22億円/25年1月の着工を予定/県

 県は、鴨川庁舎の建設工事を2024年度に発注する方針だ。25年1月に着工し、26年6月の完成を予定。解体を除く総工事費には約21億5000万円を概算している。23年度には、実施設計を完了するとともに、横渚1457―1にある安房保健所鴨川地域保健センターの解体工事を発注。完了後、跡地約3206・64uにRC造4階建て、延べ床面積1862uの事務所棟と、S造平屋、床面積232・5uの車庫棟を建設する。入居機関は、鴨川地域保健センター、安房農業事務所鴨川地域整備課、南部林業事務所、安房土木事務所鴨川出張所。
 18日には「鴨川庁舎建築工事実施設計」の簡易公募型指名競争入札手続きを開始した。12月7日までの応募調書資料提出期間、23年1月13日の指名・非指名通知、30日と31日の入札書受付期間などを経て、2月1日に開札する。委託期間は23年11月30日まで。なお、実施設計の公告時点で、特記仕様書における建設着工時期が「24年1月」となっていたが、誤りのため修正された。
 南部林業事務所などが入居する現鴨川庁舎や鴨川地域保健センターは、老朽化への対応が課題となっている。また、現鴨川庁舎は最大浸水深が9m程度に設定され、立地上の課題も抱えている。
 そこで、県有建物長寿命化計画に基づき鴨川地区に所在する事務庁舎の合同庁舎化・集約化を進め、耐震性の確保や老朽化に対応するとともに、非常用発電装置の整備などを行い、防災機能の強化を図る。
 基本設計は千都建築設計事務所が手掛けた。
 現鴨川庁舎は鴨川市広場820の県有地5369uに所在。建物はRC造2階建て、延べ床面積1132u、1965年3月の建築。南部林業事務所のほか、安房農業事務所鴨川地域整備課と安房土木事務所鴨川出張所が入居している。移転後の解体および跡地活用について、これから検討する。
 鴨川地域保健センターの建物は、RC造2階建て、延べ床面積970u、76年4月の建築。k_times_comをフォローしましょう
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