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建設新聞社
2022/11/29

【東北・福島】隈研吾都市設計に委託へ/浪江駅周辺整備の商業施設基本設計

 浪江町は、浪江駅周辺整備事業で建設する商業施設について、公設民営方式による整備方針を固め、12月にも基本設計を隈研吾建築都市設計事務所に委託する。
 同町では、福島第一原子力発電所事故などの影響により居住人口が事故前の1割程度にとどまっており、交流人口増加や中心市街地再生などが急務となっている。
 今回の事業は、中心市街地であるJR常磐線浪江駅周辺の浪江町権現堂地内約8・4fで、街区再編や道路整備を行い、交流、居住、商業の各施設や、浪江駅の東西自由通路・ロータリー、広場などを一体的に整備するもの。
 商業施設は、当初計画では公募により選定した運営事業者が整備する方針だったが、公設民営方式に切り替え、同事業の基本計画をはじめとした交流施設、居住施設の基本設計を担当している同社に委託する。
 施設は、浪江駅隣接地にW造平屋建て、延べ約2600平方bで建設し、スーパーマーケットをキーテナントとする方針。なお、運営事業者の選定時期は未定としている。
 基本設計は2023年度内に作成し、実施設計に移行する。着工は25年度で、完成は27年3月を予定している。
 なお、同事業に係る基盤整備の実施設計はオオバ、既存建物の解体設計は嵐設計事務所で進めており、23年度から造成や道路整備に着工する。

 提供:建設新聞社