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　富山県議会１１月定例会は２８日開会し、新田八朗知事が提案理由説明を行った。
　県成長戦略について、「６つの柱ごとのプロジェクトチームで、重点的に取り組む施策の方針を検討している」と説明。１０月に開催したカンファレンス「しあわせる。富山」の議論を踏まえ、「新たな施策やプロジェクトの創出につなげるとともに、年内にウェルビーイングに関する指標を策定する」と述べた。
　２０２３年度予算編成では、既存事業の抜本的見直しや再構築を進めるとし、「ＤＸ推進、カーボンニュートラルの実現などの事業に優先的に予算配分する」と強調。県民ニーズに対応した持続可能な県政推進体制を構築するため、「新たに県庁活性化方針を定め、ＤＸ・働き方改革や多様な人材の活用、官民連携のさらなる推進について具体的な取り組みを検討する」との方針を示した。
　１１月補正予算案には、「高岡テクノドーム別館建設の債務負担行為を設定。２４年度中の開館を目指して整備を進める」と明言。道路補修や農業農村整備などの早期着手に向け、「県単独建設事業の債務負担行為も設定し、年度間の切れ目のない発注と計画的な執行に努める」とした。