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建通新聞社(岡山)
2022/12/02

【岡山】倉敷市 複合施設棟のコンセプト案 中央図書館を核に

  倉敷市は、庁舎などの再編事業で庁舎東側駐車場に新築する複合施設棟のコンセプト案をまとめた。中央図書館を核に各施設を融合させ、相乗効果による利用者の増加を目指す。今後ワークショップなどでの意見を踏まえ2022年度内に基本計画案を策定、23年度に実施方針を固める。27年度以降に供用開始する。
 施設には、中央図書館、中央憩の家、倉敷労働会館、国際交流情報機能、市民活動センター、本庁舎食堂、売店機能などを集約する。
 核となる中央図書館にはICTを活用した新しい図書館サービスを提供し、目的がなくても気軽に立ち寄れる空間を整備する。また、他の施設については多世代が交流し利用者の増加につながる機能を備える施設を整備する。建設地は倉敷市西中新田640。
 庁舎などの再編事業は、先行して防災棟新設と本庁舎の長寿命化工事を一体的に進めるため、デザインビルド方式を採用しプロポーザル手続きを進めている。23年2月下旬に優先交渉権者を特定する。防災棟の規模は、耐震構造の鉄筋コンクリート造3階建て延べ約6500平方bを想定している。完成予定は25年度。
 本庁舎は、地下に設置している老朽化した受変電設備などを浸水対策も兼ねて防災棟へ機能を移転・集約。老朽化した分電盤を改修、中央制御方式の空調設備を個別方式へ更新するなど。外構を含め27年3月までの完成を目指している。

提供:建通新聞社