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建通新聞社
2022/12/08

【大阪】久宝寺緑地プール再整備 85億債務負担へ

 大阪府の2023年度当初予算編成に向けた要求書によると、PFI手法を想定した久宝寺緑地プールの再整備に23〜44年度の債務負担行為として85億3000万円を要求していることが分かった。PFI事業者は23年10月ごろに総合評価一般競争入札で募集する予定。25年度の事業開始を目指す。
 同事業は、プールの再整備の他、公園全体の維持管理、プール東側の新エリア9・7fを含む公園全体で新たな魅力向上施設などの提案も求める。
 事業スキームはPFI手法としてプールの再整備がBTO方式、公園全体の維持・運営管理がO方式、魅力向上事業がBOO方式でそれぞれ実施、事業期間は10年以上20年以内を想定する。
 プールの再整備では調査、設計、工事、工事監理を行う。
 現在のプールは水面積5190平方b、プールサイド7865平方b、管理棟(鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ2919平方b)。所在地は久宝寺緑地内(八尾市西久宝寺)。
 魅力向上事業ではBBQなどの便益施設、ランニングステーション、アスレチック、既存のカフェの改修、休憩所の新設、ベンチの増設、修景施設の拡充などを求める。
 現在の公園面積は38・4f。拡張予定の新エリアを含めると、48・1fとなる。プール、陸上競技場、テニスコート、児童遊戯場などがある。開設は1971年。
 PPP/PFI導入可能性調査は八千代エンジニヤリング(大阪市中央区)が担当。
 1月に実施したサウンディング調査では、建設業、コンサルタント業、不動産業、施設管理業などの事業者が参加。「公費負担を前提としたPFI事業であれば、屋外プールの再整備・運営は可能」「魅力を高める新たな施設整備や利用サービスを提供することが可能」「カフェなどの飲食施設の設置」「PFI事業の事業対象は、プール再整備を含めた公園全体の運営管理を希望」といった意見があった。事業期間については18〜20年程度という意見が多かった。