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北陸工業新聞社
2022/12/08

【福井】さらなる安全へ厳しい目で/年末の合同パトロール行う/福井労基署と建災防

 福井労働基準監督署と、建災防高志分会は6日、年末の合同安全パトロールを行った。佐光和夫署長や、小林義典安全指導者ら計13人で、パト隊を組み臨んだ。
 一行は午前、福井市の新ごみ処理施設整備にかかる敷地造成工事に向かった。福井市寮町地内。坂川建設・轟建設・松田(幸)組の特定建設工事共同企業体が出迎えた。
 パト隊は、まず作業所内で、現場監督から、工事概要の説明を受けた。進ちょく率は15・1%で、多少遅め。現在は、軽量盛土のEPS設置や型枠・鉄筋組立。深層改良と、中層改良にも取り組む工事状況を知った。
 また、実際の現場内も案内され、バックホウなどICT施工により進む、掘削と盛土の作業内容を間近に、隅々まで厳しい目を光らせた。
 作業所に戻ったパト隊は、労働環境は「おおむね良好」と一致した意見。さらなる安全性の向上へ、「敷き鉄板の多い現場で、斜面に停止する重機が滑らないよう一層の工夫を」、「吊りワイヤの老朽化にも注意してほしい」などと助言した。
 午後には、福井農林高校の土木教棟リノベーション建築の工事現場も訪ねた。福井市新保町地内。西田建設の説明を聞き、おおむね良好で、午前と同様、一層の安全を求め、アドバイスした。

hokuriku