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日本工業経済新聞社(埼玉)
2022/12/09

【埼玉】さいたま市 資源物の屋外保管ヤードの乱立規制へ条例検討

 さいたま市は、再生資源物の屋外保管を巡るルールづくりに乗り出す。廃棄物処理法上の廃棄物と異なり、再生資源物はスクラップヤード設置を直接規制する法令が現状ないため、乱立を防ぐ独自の規定運用や条例制定などを積極的に検討する考えを決めた。
 再生資源物の屋外保管ヤードを条例によって規制する自治体は増えている。関東圏では、川口市や千葉市が制定済み。
 こうした先行自治体を参考に、屋外保管ヤードを設置する前に説明会を設ける義務を課すなどの措置を検討する。
 12月議会における武田和浩市議(民主改革)からの一般質問で、さいたま市環境局は「屋外保管ヤードが増加傾向にあるのは間違いない。乱立を許し、問題が広がる前に一定のルールが必要」と強調した。