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北陸工業新聞社
2022/12/15

【福井】建災防「鯖江越前分会」が設立/2つの地区で連携/労働災害防止の決意新たに

 鯖江建設業会と越前建設業協会は14日、建設業労働災害防止協会福井県支部鯖江越前分会の設立総会を開催した。
 開会にあたり、越前建設業協会の村上博行会長は「このほど、晴れて建設業労働災害防止協会福井県支部鯖江越前分会が設立できた。今総会で、会員の皆様とともに、同分会の基礎を築きたい」と強い決意を表明した。
 続いて鯖江建設業会の城本重博会長が「分会の設立に際し、村上会長と相談を重ね、10月14日にようやく承認を得ることができた。総会では議案について慎重に審議していただきたい」と評議員らに賛助を願った。
 同分会を承認し、来賓として訪れた武生労働基準監督署の木村和晴署長は「皆様には、かねてより維持向上事業を展開されるなど、労働災害防止に努めていただいている。会の設立によって行政と密に連携を図り、一層地域の安全衛生に寄与いただきたい」と挨拶し、設立を歓迎した。
 総会は、評議員に鯖江建設業会から8人、越前建設業協会から6人が集まり、議案について審議した。会の規約で具体的な業務を提案。総会の構成や役員選任、任期などが審議され、すべての議案において全員一致で承認された。
 分会長に選任された鯖江建設業会の城本重博会長が「重責ですが、精いっぱいやらせていただきます」と挨拶。分会の設立の経緯について、次のように説明した。
 「昨年3月に越前建設業協会が丹南建設開発機構を脱退されたことで、自動的に建災防も離れざるを得ない事態になった。この状況を何とかしようと、村上会長と相談しながら越前・鯖江でひとつの会を作る運びとなった。県内初の取り組みでハードルは高かったが、1年半をかけ設立の承認を得た」と感無量。
 今後会員と共に、担当地区の工事現場の安全第一に努める決意を新たに示した。

【業務】
 この分会は、建設業にかかる労働災害の防止に関し次の事項に掲げる業務を行う。
(1)設定された労働災害防止規定の実施についてその促進を図ること。
(2)技術的な事項について指導および援助を行うこと。
(3)労働者の技能に関する講習を行うこと。
(4)安全衛生関係法令の普及徹底を図ること。
(5)情報および資料を収集し提供すること。
(6)調査および広報を行うこと。
(7)前各号の業務に附帯する業務を行うこと。

建設業労働災害防止協会福井県支部鯖江越前分会
◆役員名簿
【分会長】
 城本重博(冨士土建)
【副分会長】
 村上博行(大生)
【理事】
 福岡秀樹(福岡組)  清水道浩(清水組)
 笠原幸子郎(岬建設) 堀正路(山中建設)
【監事】
 内田宏治(フクシン)
 橋本寛己(橋本建設)

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