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建通新聞社(神奈川)
2022/12/19

【神奈川】三浦市 市民交流拠点応募なし 1月再公募

 三浦市は、市役所などの公共施設や民間施設を新設する「市民交流拠点整備事業」として設計や施工を実施する事業者を公募したものの、締め切りの12月12日までに参加表明書の提出がなく、事業者選定を中止した。2023年1月下旬をめどに再公募する予定だ。事業方式は「DB+借地権方式」で、公共施設整備の請負代金上限額は37億円(税込み)だが、今回応募がなかった理由を調査した上で応募要件やスケジュールなどを含め再検討する。
 今回中止となった公募の参加資格要件となる応募者の構成は、@公共施設の設計A公共施設の建設B公共施設の工事監理C民間施設の整備運営―を兼ねる単独企業、または複数の企業から成るグループであることなど。
 公共施設整備を「DB」として設計・施工一括で実施し、民間施設整備・運営事業は「定期借地権方式」で行う、「DB+借地権方式」を活用。民間事業者の創意工夫を活用した公共施設整備と、民間施設の整備・運営による市有地の有効活用を目指している。
 事業用地は、三浦市初声町下宮田5ノ2で、敷地面積は約2万7500平方b(北敷地約2万2000平方b、南敷地約5500平方b)。
 公共施設については、市役所、市役所付属棟、図書館、神奈川県鎌倉保健福祉事務所三崎センター、総合福祉センターの機能を整備する。
 民間施設については、商業施設や交流施設などの機能を想定。事業者が市から土地を借り受け、自らの資金負担と責任により施設を整備・運営する。
 公共施設と民間施設は、基本的には別棟とするものの、民間施設内に公共施設を整備するなどの提案は受け付けるという。 提供:建通新聞社