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建通新聞社(中部)
2022/12/19

【愛知】中部空港PI評価 滑走路増設9割が理解

中部国際空港(常滑市セントレア1ノ1)は、滑走路増設に関するパブリック・インボルブメント(PI)について、第4回PI評価委員会が12月14日、常滑市内で開かれた。9月1日から10月20日に掛けて実施した意見収集では、滑走路増設の必要性への理解を示した意見が9割以上を占めており、これらの結果をまとめた「PI実施記録案」を共有した。今後は12月下旬にPI推進協議会を開き、PIの目標達成を確認して終了する見通しだ。
 滑走路増設事業は、現滑走路の老朽化による大規模補修の早期実現と、空港の完全24時間運用を見据えたもの。PIでは2159件の意見が寄せられた。設問の解答状況を見ると、滑走路増設の必要性や候補地が空港島内に限られる点、増設滑走路案などについて「理解できた」「ある程度理解できた」という回答が9割を超えた。
 また、自由意見は1233件あり、明確な賛成・賛成傾向が874件、賛否無しが224件、明確な反対・反対傾向が135件だった。委員会では、名古屋空港の代替性の指摘や直行便の誘致、リニア中央新幹線開通後のストロー効果などの意見を取り上げた。名古屋空港の代替性については、同港の施設規模と利用時間に制限があると強調。また、直行便の誘致については、滑走路増設が航空需要増加が目的ではなく、空港の24時間運用と喫緊となっている滑走路大規模補修を目的としている点を説明した。ストロー効果の懸念に対しては、リニア中央新幹線の全線開通によるスーパーメガリージョン形成への期待と地元自治体・経済界・空港との連携による利便性向上・旅客誘致への取り組む考えを示した。
 委員会は加藤一誠氏(慶応義塾大学教授)を委員長とし、飯尾歩氏(中日新聞論説委員)と岡田恭明氏(名城大学教授)が出席した。


提供:建通新聞社