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日刊建設タイムズ社
2022/12/20

【千葉】24年度に方針決定/環境アセス・基本計画プロポ/習志野市 新清掃工場

 習志野市は19日、「新清掃工場建設に係る環境影響評価および施設整備基本計画策定業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。予定価格は2億2688万6000円。履行期間は、契約締結日から2026年3月31日まで。業務では、環境影響評価と連動しながら施設整備基本計画の策定、土壌汚染調査などを行い、業務全体の効率化を図る。今後は、24年度に基本方針・事業方式を決定し、25年度の基本計画策定を目指す。
 25年度と26年度の2か年で事業者を選定するとともに、特別目的会社(SPC)を決定する。27年度に実施設計と旧芝園清掃工場の解体工事に着手し、跡地における29〜31年度の新清掃工場建設工事を経て、32年4月に稼働を開始する予定。その後、芝園清掃工場の解体工事に着手する。
 3月策定の「一般廃棄物処理基本計画」においては、23年度から3か年で環境影響評価を実施するとしていたが、県からの意見や国の「循環型社会形成推進交付金」の交付時期との兼ね合いにより、前倒しすることとなった。
 新清掃工場建設は、芝園清掃工場の老朽化に伴うもの。建設地は、芝園3―2―1ほかにあるクリーンセンター敷地約3・6haのうち、旧芝園清掃工場の跡地。
 新清掃工場は市の単独施設とし、施設規模200t/日・全連続燃焼式焼却炉の場合、建築面積約5000u、2炉の想定。
 環境影響評価業務の内容は▽事業計画概要書の作成▽環境影響評価方法書の作成▽大気・水質など現況調査▽環境影響評価書の作成――など。
 施設整備基本計画策定業務の内容は▽基本調査▽処理対象物の設定▽施設規模の設定▽ごみ処理方式の検討▽施設整備基本方針の検討▽概略配置・動線計画の作成▽環境保全計画の作成▽エネルギー利用計画の作成▽残渣処理計画の作成▽プラント設備計画の作成▽土木建築計画の作成▽施工計画の作成▽跡地利用計画の作成▽付帯施設の検討▽概算事業費などの検討▽運営管理計画の作成▽整備スケジュールの検討▽市場調査――など。
 土壌汚染調査業務の内容は▽位置測量▽土壌ガス採取・分析▽舗装削孔▽土壌採取・分析▽報告書作成――など。
 プロポーザルの参加資格は原則、市の入札参加資格者名簿の委託区分に登録され、日量200t以上の廃棄物処理施設の新設に係る環境影響評価および施設整備基本計画策定を元請けとして受託し、13年度以降に完了した実績を有することなど。
 また、技術士法に基づく技術士かつ衛生工学部門資格保有者を主任技術者および照査技術者として配置できることなどが条件。基本計画に係る主任技術者は、事業者選定・廃棄物処理方式選定のアドバイザリー業務の実績を有すること。基本計画に係る担当技術者は、10年以上の廃棄物処理施設に関連する業務経験を有すること。
 今後は、募集要項等に係る質問を23日まで受け付け、28日に回答。23年1月10〜16日に応募に係る書類の提出を求め、19日に応募書類の審査を通知する。26日または27日のプレゼンテーション審査を経て、2月1日に審査結果を公表する。
 なお、11月15日には、PFI等導入可能性調査業務委託の公募型プロポーザルを公告。履行期間は、契約締結日から25年3月31日まで。業務では、建設・運営における民間活力導入の可能性について調査を実施し、事業方式を決定するための検証を行う。
 想定事業費は、前処理施設を含む新施設の建設250億円、ストックヤードなど付帯施設の建設20億円、旧芝園清掃工場の解体10億円、芝園清掃工場の解体20億円。k_times_comをフォローしましょう
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