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滋賀産業新聞
2022/12/21

【滋賀】県東近江土木 大津守山近江八幡線の長命寺橋ほか1橋修繕

 県東近江土木事務所は、主要地方道大津守山近江八幡線の近江八幡市津田町地先の長命寺橋ほか1橋の修繕設計業務を進めていく。担当は、11月29日に開札した入札で落札した第一設計監理梶i湖南市)。実履行期間は23年1月13日から5月29日まで(当初)。
 主要地方道大津守山近江八幡線(湖周道路・さざなみ街道)の「長命寺橋」は、近江八幡市津田町〜同市長命寺町を結ぶ長命寺川の橋梁。上部構造形式はPCポステン単純T桁橋+コンクリート系床板、下部構造形式は逆T式橋台2基及びT型橋脚柱小判型(RC)の3径間構造。橋長93b、幅員13・2b。架設年次1981年(昭和56年)で供用歴は約40年。2021年9月に行なった定期点検で、上部工主桁下フランジに遊離石灰にともなうひびわれが見られ、進行すれば耐荷力低下の起因となるため、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましいとして、健全度「U」の判定となっていた。
 また、もう1橋の主要地方道大津守山近江八幡線の「牧の橋」は、近江八幡市牧町地先の水茎干拓承水溝を跨ぐ橋梁。上部構造形式は鋼橋I桁橋+コンクリート系床版、下部構造形式は逆T式橋台2基の1径間構造。橋長20b、幅員8・8b。架設年次1981年(昭和56年)で供用歴は約40年。2021年9月に行なった定期点検で、顕著な腐食はないものの、全体的に経年劣化が見られ予防保全の段階。また、塗膜調査の結果、PCB廃棄物に該当することから塗り替えの措置を講ずることが望ましいとして、健全度「U」の判定となっていた。
 このため、いずれも現状の損傷状況の確認や進行状況を把握した上で、適切な補修工法を選定し、効果的な維持管理を行なうための補修設計を行ない、概算工事費の算定までを実施する。

提供:滋賀産業新聞