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建通新聞社四国
2022/12/20

【愛媛】今治市 合同庁舎B案が最多に

 今治市は、基本・実施設計を進めている「しまなみ合同庁舎」の完成予想図3案に対して市民から募った意見の結果をまとめた。予想図を選ぶアンケートでは、B案が半数以上の支持を得た。市はアンケートの結果について設計の参考にしたい考え。
 アンケートには、今治市在住の857人が回答。性別では女性が約60%を占めた他、年齢別では50代が23・3%で最多となっている。完成予想図では、B案についてシンプルで未来感があり、窓が大きく開放的で圧迫感がない―などの意見が寄せられた。改善点としては、エントランスの視認性向上、木質化、塩害対策、西日や西風対策などが挙げられた。また内装にはバリアフリーやユニバーサルデザイン化、LED照明の導入、内装の木質化などの提案があった。
 合同庁舎の計画規模は2階建て延べ約850平方b。構造については鉄筋コンクリートか鉄骨造または木造とし、基本設計の中で決定する。1階は伯方支所、2階はしまなみ振興局を配置する。また玄関口に雨をよけて車に乗降できるスペースを確保する他、太陽光発電設備を設置する。
 建設地は伯方町叶浦甲1668ノ1他の市有地(敷地面積8518平方b)。24年12月の完成を予定しており、約3億5000万円の建設工事費を想定している。
提供:建通新聞社