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滋賀産業新聞
2022/12/22

【滋賀】県木之本支所 国道303号の道路改良整備

 県長浜土木事務所木之本支所は、管内で進めている国道303号の道路改良整備において、23年度供用開始を目指す「音羽工区」は整備終盤の切下舗装工事を22年度末にも発注する。23年度は予算措置等が順調にいけば「杉野・金居原工区」において計画のコンクリート橋梁「蕨橋」の発注済みの下部工に続く上部工や、委託済みの詳細設計を23年度完了する箱型函渠工の施工を順次発注していきたい考え。大型構造物を完了した後の「杉野・金居原工区」では順次道路改良工事を進めていき、最終段階で判断し消雪施設を整備し完了させたい意向。
 国道303号補助道路整備事業でバイパス整備を行う木之本町の「音羽工区」では、2号橋の上部工L55・7bを完了し切土補強工L85bを近く完了、発注済の法面工を22年度末にも完了させる予定で、最終段階の切下げを行いながらの舗装工事を22年度第4四半期にも発注し23年度まで施工、同年度に同工区の施工を完了させたい考え。
 「音羽工区」完了後は「杉野・金居原工区」を推進。同工区で施工を計画する橋長L48・5bのコンクリ―ト橋梁「蕨橋」は、22年度に下部工(橋台2ヵ所)を発注し23年度まで施工予定。予算措置等が順調にいけば23年度に同橋の上部工について優先的に発注し翌年度まで施工、遅くとも25年度初旬までには橋梁を完了させたい方針。
 また同工区の杉野地先他では箱型函渠2基の設置を計画、22年度に箱型函渠詳細設計を日本環境設計に委託した(12月13日開札)。業務期間は379日間。23年度に詳細設計を完了した後、予算状況を見ながら23年度に箱型函渠設置工事もしくは準備工事を発注したい考え。
 大型構造物の整備を完了した後は、構造物間の道路の改良整備を順次推進していき、主要道路完了後は道路改築のため新設が必要となっている杉野・金居原地先の2ヵ所の消雪施設の整備に取り組む。22年度アーステック(長浜市)に委託済み(10月5日開札)の消雪施設の詳細設計を23年1月にもまとめ、本線の改良工事を進めながら地元等と消雪設備の設置について協議していき、最終的な設置の判断を経てから本線工事の最終段階で順次、整備を行っていく考えだ。設計中の2ヵ所の消雪施設の1ヵ所は木之本踏切の拡幅に伴い整備が必要となる木之本町木之本地先の木之本踏切〜国道8号交差点までの延長100b規模の消雪散水装置と、もう1ヵ所は木之本町杉野地先の蕨橋手前〜木之本町金居原地先までの延長650b規模の消雪散水装置。
 本線の国道303号改良整備は22年度、音羽地先や金居原から杉本までの区間などで施工中。国道303号補助道路整備事業の去る7月の債務負担行為補正予算では期間23〜24年度、23年度以降分5億2000万円(22年度分1億3000万円)を措置している。施工場所は長浜市木之本町音羽、木之本町金居原〜木之本町杉野、木之本町杉野〜木之本町杉本、西浅井町岩熊〜西浅井町塩津浜、高島市今津町北生見〜今津町保坂―。

提供:滋賀産業新聞