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建通新聞社
2023/01/06

【大阪】中之島GATEにぎわい施設整備を公募

 大阪府は、中之島GATE整備のにぎわい施設の整備・運営などを行う民間事業者を公募する。提案書は3月20〜24日に持参のみ受け付け、4月上旬にプレゼンテーション審査を行い、同月下旬から5月上旬ごろに優先交渉権者を選定する予定だ。2023〜24年度に船着き場、にぎわい施設の整備工事を行い、万博が開催する25年4月13日までの開業を目指す。
 対象は事業の実施に必要な資力、信用、技術的能力、管理能力、実績がある法人または連合体。業務内容はにぎわい施設の整備・運営、船着き場の運営など。船着き場の整備は府が行う。中之島GATEは大阪市西区川口2丁目の安治川左岸沿いに整備を計画。府が管理する河川区域に、水辺のレストランなどのにぎわい機能、水辺の地形を生かしたアウトドア体験機能などの整備を想定する。
 事業コンセプトとして@ベイエリアと水の回廊周辺の観光名所をつなぐ乗り換えターミナル機能A飲食や買い物など楽しめるにぎわい機能(水辺のレストランや物販のテナントなど)B歴史的価値の保存と利用―を必須の機能とする。この他、係留施設、水辺の景観に配慮したデザイン、グランピングやバーベキューなど水辺の地形を生かしたアウトドア体験機能、アートと水辺の融合などの提案を求める。
 事業範囲は、大阪市西区川口2ノ54ノ1地先の河川区域の陸地部分の全域、更地となる堤内地約4600平方bと埋め立て地の入堀約3300平方bの計約7900平方bと、流水面のうち府が整備する船着き場と事業予定者が設置する係留施設などの範囲とする。地下鉄阿波座駅から徒歩約14分の立地。用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)。
 事業実施のための費用は、船着き場の設計・整備を除き、全て事業予定者が負担する。