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建設新聞社
2023/01/11

【東北・宮城】優先交渉権はメタウォーター/登米市保呂羽浄水場の再構築

 登米市は、DBM(デザイン・ビルド・メンテナンス)方式を適用した公募型プロポーザルで事業者選定に取り組んだ保呂羽浄水場再構築事業について、メタウォーター(代表企業)を優先交渉権者とした。
 参加したのは2グループで、次順位者は明電舎(代表企業)。構成員などは契約締結後の今月下旬にHPで公表予定。
 保呂羽浄水場は、登米市登米町寺池道場80地内の北上川右岸にあり、浄水エリアの85l以上に供給する基幹浄水場。取水量は3万1300立方b/日(非常時給水量3万6000立方b/日)。北上川表流水を水源として、急速ろ過方式で浄水している。
 稼動後40年以上経過し、設備の老朽化や管理棟の耐震性能が低いといった課題への対応に加え、近年頻発する濁度上昇や水質異常に対応するため施設更新を立案した。新たに膜ろ過方式を導入し、計画最大給水量は2万6000立方b/日(非常時給水量3万0700立方b)にダウンサイジングする。
 土木構造物はおおむね継続利用が可能(新設も提案による)だが、管理棟のほか運転操作設備や計装設備、受変電設備、監視制御設備などは撤去して新設する。膜ろ過施設なども新設する。
 設計・建設期間は2023年4月〜31年3月まで。保全管理期間は膜ろ過方式による全量通水開始日(29年10月見込み)から20年間。
 なお、基本設計とアドバイザリー業務は日水コンが担当した。

 提供:建設新聞社