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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/01/12

【埼玉】所沢市/三ケ島工業団地周辺区画整理、本組設立は9〜10月めど

 所沢市は、「三ケ島工業団地周辺」地区の約24haで計画している土地区画整理事業(組合施行)の環境影響評価準備書を公開した。2023年度後半から土地造成工事を進める工程案などを示した。土地造成の進行具合をみながら、進出予定事業者を選定する。進出事業者による施設建設工事の開始は26年度を想定している。
 業務代行予定者はフジタ。市の想定では、県の都市計画決定後、9〜10月にも本組合の設立を市が認可する。
 計画地は、入間市境と接した林1丁目地内の24・4ha。圏央道入間インターチェンジ(IC)から1・5qほどの距離に位置する。今ある三ケ島工業団地との相乗効果に期待した新たな産業団地を土地区画整理によって造成する。
 計画地24・4haのうち17・5haを進出企業のために分譲する。製造・物流系企業を誘致したい考え。計画地内を通る幹線道路1・4ha、区画道路0・7ha、公園0・8ha、調整池1・3haなども整備する。
 同準備書によると、造成工事(準備工・公園工など含む)の予定期間は23〜26年度まで。想定している掘削土量は8万2400㎥、盛り土量が6万8600㎥に上る。調整池は1号(容量1万6602・1㎥)、2号(同3822・4?)、3号(同184?)を順次構築する。基本的に準備工、廃棄物対策工、調整池設置工、土工の順に進行を図る。
 進出事業者による建設工事は26年度から行ってもらう。早ければ、27年度にも最初の施設供用を開始するイメージ。同事業の環境影響評価はパスコ(目黒区)が担当する。