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　美咲町は、旭地域多世代交流拠点施設となる旭小学校校舎などを改修するための実施設計を、２０２３年度早期に着手する方針。実施設計の委託や工事の発注方法は検討中。
　旭地域の多世代交流拠点施設は当初、現存する支所などを取り壊した跡地に「（仮称）みらいモールあさひ」を新築する計画だったが、小中一貫の義務教育学校「旭学園」を開設（現在、整備中）することとなり、未使用施設となる旭小学校の利活用について検討した結果、周辺地域の複合施設として改修すると決定した。事業には合併特例債を使うため、24年度中の事業完了という制約があり、整備に向けた準備を急いでいる。
　施設機能としては支所、町民センター、保健センターの他、ＪＡ・商工会議所・シルバー人材センター・図書スペース、多目的ホールなどの民間施設も組み合わせる複合施設を想定している。対象拠点の旭小学校の施設概要は、鉄筋コンクリート造３階建て延べ２５１５平方�bの校舎棟や鉄骨造２階建て延べ９６７平方�bと同１３２平方�bの屋内運動場、鉄筋コンクリート造平屋４６９平方�bの給食棟などがある。
　現在、改修するための整備方針や校舎の耐震強度、合併浄化槽の状況調査などを把握するために、基本設計をオーエスエー（津山市）に委託しており、設計がまとまる２０２３年３月下旬をめどに今後のスケジュールなど方針を発表する。

「提供:建通新聞社」