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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/01/17

【群馬】前橋市が上新田前箱田線の整備を進捗

前橋市は年度内に都市計画道路上新田前箱田線の拡幅改良工事を発注する。箱田町地内で施工延長約80mを想定している。これから詳細を調整し、2月ごろに条件付き一般競争入札を公告、年度内の契約を目指す。同事業は箱田中学校周辺から大利根町との境目までの約780mを対象とする。2022年度末の進捗率は事業費ベースで62%を見込む。23年度も用地買収をメインに事業進捗を図る方針。
都計道3・4・36号上新田前箱田線は、都計道新前橋駅川曲線と主要地方道前橋長瀞線を結ぶ路線。箱田中(前箱田町396−1)から樋越橋を渡り、大利根小学校(大利根町2−12−1)方向へ向かう。
両校の通学などで交通量が多く、児童・生徒の安全性確保が課題となっていた。幅員が狭小な区間が点在し、歩道は未設置の状況。事業区間約780mを対象に、現状幅員4〜5mを16m程度に拡幅、両側に歩道を設置する。
2月ごろに工事発注を計画しているのは、大利根小学校周辺の約60m。用地が確保できた区間で、側溝設置などに取り組む。想定する数量は◇舗装工(車道)=約720u◇舗装工(歩道)=約200u◇側溝工=約160m−。
予算状況などを考慮しつつ、最終的な調整を行っているところ。2月ごろまでにまとめ、公告する方針。工種を土木一式とし、約7カ月の工期を見込む。
22年度は用地買収を進捗するとともに、区間内に架かる樋越橋の架け替えに向けた詳細設計に着手した。既存橋は橋長18・2mの単純橋。新橋は門型のイージーラーメン橋で橋長19・6m、地覆を含む幅員は16m。橋台は場所打ち杭基礎を想定する。設計はアマネックス(前橋市)が手掛けている。
23年度も用地買収をメインに事業進捗を図る。まとまった用地が確保できた段階で歩道設置を進める考え。橋梁の施工は、周辺の用地が確保できてからとなるため、発注までには2〜3年を要する見込み。
事業全体の事業費は15億6700万円。22年度末の進捗率は建物移転の戸数ベースで73%、道路施工延長ベースで2・6%、事業費ベースで62%の見込みとなっている。