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建通新聞社四国
2023/01/24

【徳島】鳴門市 総合計画素案まとめ

 鳴門市は第7次総合計画の素案をまとめた。2023〜26年度の主要事業として、撫養ポンプ場耐震・耐津波対策、大麻町総合防災センターの整備、道路橋梁長寿命化、ドイツ村公園整備事業などを盛り込んだ。
 災害に強いまちづくりに向けて防災施設と資機材の整備を進める。優先度の高い施設から耐震化、長寿命化を推進することとし、撫養ポンプ場耐震・耐津波対策、公共下水道ストックマネジメント計画の策定、備蓄品の整備、防災用資機材の整備、大麻町総合防災センターの整備、避難路・避難場所の整備、国土強靱(きょうじん)化地域計画の推進などを行う。
 工事中の新庁舎は防災拠点として完成までに、内部に通信・指令機能を設けて、災害・警戒時に情報発信する機能を持たせる。
 浸水対策では、中長期にわたるメンテナンスサイクルを確立し、雨水管渠の維持管理や排水機場の樋門整備、河川整備などを実施する。
 子育て・教育関係については、休閉校(園)施設を利活用し、学校トイレの環境を改善する他、新たなスポーツ施設の整備を検討する。
 芸術・文化の振興として、文化会館の耐震改修を進め、ドイツ館などの既存文化施設の整備や充実を進める。ドイツ村公園にはトイレを整備する。
 大鳴門橋の桁下空間を生かした自転車道の整備に合わせて、サイクリストを呼び込む環境を整備する。
 快適で暮らしやすい都市環境に向けては、21年度に34%だった水道基幹管路耐震化率を26年度に41・5%へ引き上げる。市街地では、憩いの場としての緑化、公共施設の緑化、河川の浚渫と土砂の撤去を進める。上水道は管路更新と応急給水・復旧体制を構築する。広域連携交通で、鳴門北インターチェンジ(IC)、鳴門IC、鳴門西パーキングエリアを結ぶ連携軸とする都市計画道路を整備する他、道路の舗装補修、道路橋梁長寿命化を推進する。
 農林水産関係では、農道や用排水施設を整備する。
 総合計画は23〜30年度の基本構想で全体の方向性を明らかにし、23〜26年度の前期基本計画(26年度見直し)で前期計画の目標を定める。毎年見直していく実施計画は3カ年の計画とする。
提供:建通新聞社