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建設新聞社
2023/01/24

【東北・宮城】エックス都市研究所に決定/新産業廃棄物最終処分場の基本設計

 宮城県環境事業公社は、大和町に整備する「新産業廃棄物最終処分場」の基本設計業務を委託するため、技術提案型受注者選定方式・指名競争入札を今月10日に行い、4300万円でエックス都市研究所に決定した。評価点は100点(技術提案35+価格点65)満点のうち67・1(技術提案28+価格評価39・1)だった。
 入札および提案には7社を指名。同社とエイト日本技術開発が参加。オオバ、建設技術研究所、国際航業、復建技術コンサルタント、日本工営の5社は辞退した。
 同公社が運営している管理型産業廃棄物最終処分場のクリーンプラザみやぎは、大和町鶴巣小鶴沢地内にある。残余容量が2025年度までと見込まれるため新たな最終処分場の整備を計画した。
 建設候補地は大和町鶴巣大平・幕柳地内で開発面積が約40f、埋立面積が約13f。埋立容量230万立方b、処理方式はサンドイッチ方式としている。
 なお、浸出水処理施設は埋立地に隣接して配置し、調整設備などを設置。このほか、管理棟や防災調整池なども配置する計画だ(図参照)。
 基本設計業務では、最終処分場と浸出水処理施設の設計を作成する。履行期限は8月31日まで。
 実施設計以降の発注方法等は現在未定。事業計画の整備スケジュール案では24年度後半から水処理施設と搬入道路や造成工事を開始、26年度から埋立処分場に着工し、28年1月の供用開始を目指す。

 提供:建設新聞社