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建通新聞社
2023/01/31

【大阪】大阪母子医療センター DB方式を検討

 大阪府立病院機構大阪母子医療センターは、新センター建て替え基本計画を公表した。新センター棟は地上9階建て延べ約3万6000平方b、整備手法は設計と建設工事を一括するデザインビルド方式を採用する予定。2023年度に基本設計を行う。
 新センターは研究所を併設する強みを生かした、全国トップクラスの周産期・小児の高度医療・研究機関を目指す。病院を運営しながら現地(和泉市室堂町840)で建て替える計画で、敷地西側にある看護師宿舎の敷地に新センター棟とエネルギー棟を建設する。
 新センター棟は地下1階地上9階建て延べ約3万6567平方b(研究所含む。既存手術棟、ファミリーハウスなど約8000平方bと付属設備は含まない)。病床数は約300床。
 新センターには▽感染症外来を新設(専用エレベーター設置、感染対応の病室を各フロアに整備)▽NICU・GCU・分娩部の拡充▽個室化の促進(母性棟全室個室化、小児棟個室率約43%)▽大規模災害・パンデミック対策機能の充実▽動物飼育室、培養室の拡充―などを計画。小児病院には院内学級や青少年ルームを設けるため、成人病院に比べ1床当たりの面積を広くすることも検討する。
 基本設計では、基本計画を踏まえて事業手法・発注方式・契約方式、新病院の規模や施設内容、工事スケジュール、概算工事費の検討などを行う。
 23年度に基本設計、24〜25年度に実施設計、25〜29年度に工事を行い、29年度の開院を目指す。開院後30〜31年度に撤去・外構工事を行う。
 基本計画策定支援はシップヘルスケアリサーチ&コンサルティング・安井建築設計事務所共同企業体が担当。