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日刊建設タイムズ社
2023/02/01

【千葉】24年度に整備工事/サンプラザ設計等プロポ/市原市

 市原市は、サンプラザ市原について産業創造拠点として整備するとともに、施設機能の保全を行う。工事費については、2024年度当初予算または24年3月補正予算で措置。可能な限り施設を運営しながら施工し、25年4月1日のリニューアルオープンを目指す。1月31日には「サンプラザ市原産業創造拠点整備事業および施設機能保全事業(デザインおよび実施設計委託)」の公募型プロポーザルを公告した。委託期間は契約締結日から24年3月19日までで、23年10月31日までに仮設計画案および工程計画案、概算工事費内訳書について中間報告を行う。提案上限額は3508万5600円。
 サンプラザ市原は、五井中央西1―1―25に所在。建物は、SRC造地下2階地上12階建て、延べ床面積1万2797・36u、1995年の建築。
 産業創造拠点をサンプラザ市原に設置することに伴い、改修(リノベーション)などを計画。
 産業創造拠点には▽中小企業コーディネーターや専門家等による経営支援・創業支援▽各種セミナーの開催、ビジネスコミュニティの交流促進▽臨海部企業や中小企業、学校等と連携したものづくり人材の育成、キャリア教育の推進▽インキュベーション機能の配置によるスタートアップ企業等の支援▽東京大学等と連携したオープンラボ等によるイノベーションの推進――などの機能を設ける。
 産業創造拠点整備事業では▽6〜8階と10〜12階の内装改修▽6〜12階の機械設備(給排水設備、消火設備、空気調和設備)改修、内装改修に伴う各種配管・ダクト(ファンコイルユニット、排煙ファン含む)の更新▽6〜12階の電気設備(電灯設備、構内情報通信網設備、構内交換設備、拡声設備、監視カメラ設備、火災報知設備、配管配線等一式、改修に伴い必要となる場合は受変電設備)改修――を実施。
 また、施設機能保全事業においては▽低層棟の一部における雨漏り防止のための外壁および防水改修▽給排水設備(揚水ポンプ)改修▽空気調和設備(冷却水ポンプ、冷温水1次ポンプ、冷温水2次ポンプ、揚水ポンプ)改修▽消火設備(消火補助水槽)改修――を行う。
 今回の業務では、両事業に仮設計画および工程計画を検討し、伴う実施設計をまとめ、設計書を作成。工事費を積算する。
 そのほか、想定利用者や専門家などとの対話と共創の場として設置する「(仮称)産業創造拠点デザイン会議」の支援および意見等の反映、想定利用者層の調査、施設コンセプトの明確化、機能・サービスの具体化、施設運営方法の検討、産業創造拠点に関連する施設全体の利活用に関する検討などを実施する。
 プロポーザルの参加対象は、単体企業または3者以下で構成する設計共同体。主任技術者として一級建築士を配置すること。
 今後は、14日に参加意思表明書の提出を締め切り、17日に参加資格可否決定通知書を送付。21日に企画提案説明会および現地視察を行い、24日まで質疑を受け付け、3月3日まで技術提案書の提出を求める。9日のヒアリング参加者選定結果通知、16日のヒアリングを経て、20日に受託者選定結果を通知する。k_times_comをフォローしましょう
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