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建通新聞社四国
2023/02/07

【高知】県 防安金活用し浸水・老朽化対策

 高知県土木部は、2023年度からの5カ年で防災・安全交付金を活用し進める、下水道の浸水対策や老朽化対策についてまとめた。独自で計画を策定している高知市と須崎市を除く、県と11市町村を対象としており、下水道による都市浸水対策の達成率を22年度末の推計値77%から27年度末には83%に増加させるなどの目標を設定している。
 県では5カ年で25億円を投入し、高須浄化センターのストックマネジメントを継続する。計画策定や汚泥処理・水処理施設の改築などを計画している。
 安芸市は安芸処理区のストックマネジメントとして計画策定、実施設計、改築の他、落雷対策を実施する。地震対策としてマンホール浮上対策も進める。
 南国市では新川雨水幹線管渠工事で、延長134bのボックスカルバートや延長34bの自由勾配側溝の設置を計画しており、十市処理場の改築も継続する。
 宿毛市では宿毛・高砂ポンプ場と宿毛クリーンセンターのストックマネジメントとして、ポンプ施設や処理場施設の改築を行い、浸水・地震対策に向けた計画も策定する。
 四万十市は中央下水道管理センターのストックマネジメント工事を5カ年で進める他、23年度に桜町排水ポンプ場のストックマネジメント工事、23〜24年度に右山排水ポンプ場の耐震化工事を行う。
 香南市では5カ年で野市・夜須処理区の管路施設改築工事、23〜24年度に野市処理区の汚水中継ポンプ場改築工事、26〜27年度に野市・岸本処理区の処理場施設改築工事、24〜25年度に夜須浄化センターの耐震診断・設計を計画している。
 香美市は土佐山田・美良布処理区の汚水管渠改築、戸板島・中央排水区の雨水管渠改築、美良布クリーンセンター・マンホールポンプ改築に向けた調査・設計・工事などを5カ年で進める。
 東洋町では甲浦処理区の電気・機械設備、水処理施設、汚泥設備の改築などを予定。いの町では伊野浄水苑の電気・機械設備のストックマネジメントや耐震工事、相生川排水区の電気・機械設備のストックマネジメントなどを計画している。
 越知町は浄化センターの水処理設備や電気設備工事を進め、芸西村はストックマネジメント計画策定、四万十町は施設計画の見直しを行う。
提供:建通新聞社