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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/02/07

【群馬】桐生市は2023年度当初予算明らかに

桐生市(荒木恵司市長)は7日、2023年度当初予算案を明らかにした。新庁舎建設に伴い、教育委員会などの機能を集約する(仮称)総合教育センター整備事業は1億9224万円を計上し、旧西小学校で整備を行う。23年度は設計業務および建物の解体工事などを進める計画で、予算の内訳は設計業務委託料が5474万円、解体工事費が1億3750万円。このほか、小学校理科室への空調設置に約1・1億円、東三丁目団地など市営住宅改修に約4億円を計上した。
荒木市長は「前進、想像、挑戦をテーマとし、効率的に事業が進められるような予算編成を行った」と述べた。一般会計予算は457億1000万円とし、26億円の増額、対前年度比6%増とした。普通建設事業費は51億9002万6000円とし、対前年度比65・7%増となった。構成比は11・4%。
(仮称)総合教育センター整備事業および旧昭和小学校改修事業は庁舎整備に伴って分庁化の工事を進めるもの。旧西小学校(小曽根町3−30)は(仮称)総合教育センター、水道局は旧昭和小学校(美原町2−5)で整備を行う。旧西小は2棟の校舎棟で構成されており、校舎1はRC造3階建て、延べ床面積1949・33u。校舎2はS造4階建て、4576・44u。旧昭和小はRC造3階建て、6394uの規模となる。旧昭和小学校改修事業の予算額は設計業務委託料として、920万7000円を計上した。
小学校理科室への空調設置は、全小学校が対象。事業費1億1782万1000円を充てた。
市営住宅施設改修事業は4億353万2000円を盛り込み、東三丁目団地の耐震補強工事を主に工事を計画している。同団地は1975年に建設、74−1棟と74−2棟で構成され、戸数は160戸。2棟ともにRC造11階建てで、延べ床面積は合わせて1万2507u。各住戸面積は54・9uおよび60・8uとなる。敷地面積は1万1558u。駐車場は145台分。現段階で想定される工事は耐震改修のほか、地震時管制運転装置等の設置といったエレベーター耐震化。また、外壁、屋上防水、給水管も改修する予定。設計業務は22年度に群馬県建築設計センター(前橋市)が担当。
道路関連事業は桐生大橋長寿命化事業に塗装工事を主とした工事費2億5500万円を計上したほか、道路長寿命化事業に2億770万円、道路橋梁新設改良事業に1億3342万6000円、武井西周辺道路整備事業に5100万円などを盛り込んだ。
このほか、スポーツ施設整備に1億823万6000円を計上し、桐生球場や運動公園内の舗装工事などの改修工事を計画している。
桐生が岡動物園ではカピバラの飼育数増加に対応することなどを目的にカピバラ舎の新築を計画している。