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北陸工業新聞社
2023/02/09

【福井】冷媒研究などフロン回収/福井県冷凍空調工業会が総会開く/第51回

 福井県冷凍空調工業会(笠原宏張会長)の第51回定時総会は7日、福井市下六条町の県中小企業産業大学校で開かれた。
 2022年度の活動報告・収支決算、および23年度の事業計画・収支予算案などを慎重審議の上
、すべて原案通り了承している=写真。
 冒頭、笠原会長が挨拶。昨年のロシアによるウクライナ侵攻以来、原材料価格の高騰など、世界の政治経済に大きな影響が及んでいると指摘。その上で「各企業には計画の練り直しが迫られ、デジタル化を一層進め、コスト削減や生産性の向上で収益を上げることが重要。われわれ冷凍空調設備業界も、フロン規制による冷媒フロン回収のアップ、および再生再利用、冷媒の研究開発、蓄熱、自然エネルギーを利用した再生可能エネルギーを有効活用するシステムの実用化など。国連の発表にもある通り、福冷工としては、フロン回収による温暖化防止へ、企業社員向けの講習会を行いたい」と抱負を示した。
 22年度は、21年度の後期技能検定実技試験(冷凍空気調和機器施工職種)に検定員を派遣。フルハーネス型安全帯と足場組立等作業従事者の特別教育を開催。鯖江環境フェア2022にもパネル出展(鯖江嚮陽会館)。職長・安全衛生責任者対象の能力向上教育講習会、技能検定実技試験対応講習会を開催した。関連図書の頒布は、フロン取扱マニュアルや、冷凍空調サービス事例集、フロン回収済みシールなど。新たに、吉岡幸(吉岡正盛社長)が入会した。
 23年度は、5月にフルハーネス型安全帯使用作業特別教育を実施するほか、6月には職長・安全衛生責任者講習(リスクアセスメント含む)の2日間。10月に研修旅行を計画する。11月に足場組立等作業・砥石取り替え。12月に、技能検定実技試験対応講習会を計画している。

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