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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/02/09

【群馬】2023年度当初予算案

伊勢崎市(臂泰雄市長)は9日、2023年度当初予算案を明らかにした。新保健センター整備事業は23年度と24年度の債務負担を合わせて約25億円を設定。S造3階建て、延べ床面積約3900uの施設を建設する。工事は予算可決後早期の発注を目指す。豊受公民館の建て替えは事業費4377万9000円を計上。設計や盛土工事に着手する。土木関係事業では幹線道路などの整備に合計12億400万円を充てた。
一般会計総額は803億1700万円。普通建設事業費は76億623万1000円で対前年度比8億8233万8000円(13・1%)増。構成比は9・5%となる。臂市長は「新保健センターもいよいよ着工を迎える。素晴らしい施設となるよう取り組んでいきたい」と語った。
新保健センターは大手町地内の伊勢崎福島病院跡地へ建設を計画。健康管理センターとほか地域の保健センター3施設を統合し(仮称)新保健センター・子育て世代包括支援センターとして整備する。基本・実施設計は宮本忠長建築設計事務所(長野県長野市)が担当している。工事は2カ年を予定しており、今回計上している工事費7億5195万円は23年度単年分のみ。24年度の債務負担行為約18億円と合わせると約25億円となる。
豊受公民館の建て替えは老朽化などを受け計画。23年度には設計業務を委託する。新施設の規模は現在の本館と別館を合わせた730u程度を見込む。事業費の内訳は設計等業務委託料3830万円、盛土などの工事費538万9000円。
幹線道路整備事業の主要な路線と事業費は◇市道(赤)112号線=1億310万円◇市道(境)115号線=6720万円◇市道(伊)9−530号線=1億6800万円◇市道(伊)223号線=3200万円――など。また、生活道路整備事業3億円や橋梁維持事業3億4162万9000円なども確保する。
この他としては◇福祉作業所整備事業=1億2040万円◇華蔵寺公園共生『はな咲く。』プロジェクト=6276万円◇体育館施設整備事業4億3249万4000円――などがあがる。
福祉作業所整備事業は、うえはす福祉作業所(上植木本町2195−2)の大規模改修に向けて工事費1億1638万円を確保。作業所はRC造平屋、床面積405・7uの施設で、老朽化対応などの工事を行う。
『はな咲く。』プロジェクトは華蔵寺公園で水生植物園の再整備に向けて設計などの委託料600万円、工事費5670万円を充てている。
体育館施設整備事業では、庭球場のスタンド防水シートや防球ネットの改修、市民プールの解体などに工事費3億9000万円を計上している。