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日刊建設タイムズ社
2023/02/13

【千葉】一般会計は2239億円規模/医療C建替に66億円/海老川上流地区を支援/船橋市予算

 船橋市は14日開会の第1回定例議会に、2023年度一般会計当初予算案を上程する。予算額は2239億円で、前年度当初比2・8%減だが、新型コロナウイルス感染症に係る医療機関への空床補償およびJR南船橋駅南口市有地売り払い収入の公共施設保全等基金への積み立てを除くと、実質的に同2・1%の増額となっている。うち、普通建設事業費は同20・1%増の143億4035万円。「船橋メディカルタウン構想」に基づく海老川上流地区のまちづくりに14億4407万5000円、都市計画道路整備事業に9億1515万円、市場施設再整備事業に5億381万1000円を計上したほか、東部公民館大規模改修事業に総額8億1500万9000円の2か年継続費を定めた。また、病院事業会計では、医療センター建て替え事業に66億3425万円を盛り込んだ。
 医療センターは1983年に開設。老朽化や狭あい化が課題となっており、移転による早期の建て替えが求められていることから、2018年度に策定したふなばしメディカルタウン構想と建て替え基本計画に基づき、新たな医療センターを整備する。23年度は、建て替え工事実施設計業務委託および建設用地の取得を行う。基本設計は、日建設計が取りまとめた。
 海老川上流地区のまちづくりについては、「ふなばしメディカルタウン構想」の実現を目指し、引き続き組合による土地区画整理事業の支援を行うとともに、東葉高速鉄道が実施する駅施設の設計等に要する費用を負担する。内訳は、海老川上流地区土地区画整理費12億7720万円、新駅概略・詳細設計等に係る負担金および照査委託1億6687万5000円。
 都市計画道路整備事業では、南本町馬込町線・印内習志野台線・宮本古和釜線・西船橋駅印内線の用地買収、京成西船第2号踏切道の拡幅および道路改良工事、前原東飯山満町線ほか1線の橋りょう新設、本町・旭町工区の概略設計を進める。
 市場施設再整備事業は、「地方卸売市場経営戦略」において策定した施設再整備計画に基づき、耐震性能が不足する施設を優先して更新整備を進める。23年度は冷蔵庫棟および関連店舗棟の基本・実施設計などを行う。
 債務負担行為は▽児童相談所建設工事費および工事監理・設計意図伝達業務委託(23〜25年度)=26億3390万6000円▽舗装修繕および道路排水整備(23〜24年度)=1億9000万円▽消防庁舎建て替え工事設計業務委託(23〜24年度)=1億97万2000円▽海神中学校校舎改築工事設計業務委託(23〜24年度)=9694万3000円▽市民文化ホール・中央公民館改修工事実施設計業務委託(23〜24年度)=3620万円――など。k_times_comをフォローしましょう
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