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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/02/13

【群馬】県立赤城公園活性化

県自然環境課は県立赤城公園活性化について、2023年度当初予算案へ整備事業費として10億8150万円を計上している。このうち大沼キャンピングフィールドおよびインフォメーション棟の実施設計および工事などに10億1650万円を配分。本格的な整備に向けて準備を進める。エリア全体の整備に関する基本構想案はスノーピーク地方創生コンサルティング(新潟県三条市)が作成した。
県立赤城公園は約1290 haの敷地内にキャンプ場やビジターセンター、休憩舎などが立地している。施設の老朽化を解決するとともに、赤城エリアの活性化や自立性のある持続可能な公園の管理・運営を推進するため、機能や役割を整理し、今後の赤城エリアが持つ自然環境やアウトドア資源等を活用した各種取り組みを行う。
基本構想によると大沼キャンピングフィールドは、森林内を満喫できるような雰囲気を残しつつ、現在の遊休地を有効利用するとしている。キャンプ場にはキャンプサイトを12m×12mの区画規模で100サイト以上配置する。運営は民営有料とする。付随して、宿泊受け付けやアウトドア用品、食料品などを取り扱う管理棟を約200uの規模で1棟、炊事場やシャワー、トイレなどを完備するサニタリー棟を約50uの規模で3棟設置する。また、電源施設とWi−Fi環境を利a用した多様なデジタルコンテンツを提供する。
現在、成瀬・猪熊建築設計事務所(東京都杉並区)が基本設計を進めており、詳細な内容について検討している段階で、施設の構造や整備内容などを調整している。
なお、予算案で計上する事業費ではこのほか、覚満淵木道再整備1500万円、啄木鳥橋架け替え5000万円の予算を配分している。