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建通新聞社四国
2023/02/14

【徳島】県 大鳴門橋自転車道整備を本四高速に委託へ

 徳島県は、2023年度当初予算案に大鳴門橋自転車道設置事業費として詳細設計などに充てる1億円を計上するとともに、23〜27年度継続費として28億円を設定した。鳴門海峡を跨ぐ橋の路面下トラス空間に新たに自転車道を設ける大鳴門橋を本州四国連絡高速道路会社(本四高速)が管理していることから、県は許認可手続きを完了後、自転車道本体の詳細設計業務と施工業務を同社に委託する。
 23年度に基本設計に続く詳細設計、24〜26年度に自転車道本体の床版・防護柵の製作と設置、26〜27年度に県有施設・渦の道の改修工事と設備工事を進める予定。
 徳島側の自転車道延長は868b。幅員は4bで内訳は歩行者用1・5b、自転車道2・5b。県境を跨ぐため自転車道の全体延長約1800bの事業を徳島県と兵庫県が並行して進める。大鳴門橋は橋長1629b、幅25bで4車線の3径間2ヒンジ補剛トラスつり橋。自転車道全体の総事業費は約58億円。
 大鳴門橋の所在地は兵庫県南あわじ市〜鳴門市鳴門町土佐泊浦。これまでに改修計画と建築関係規定適合性調査を、県が荻原雅史建築設計事務所(東京都中野区)に、調査等業務(自転車道構造検討と緩衝工、伸縮装置、鋼床版、縦桁支承など)は本四高速がブリッジ・エンジニアリング(神戸市中央区)に委託している。鳴門側アンカレイジと陸地をつなぐ橋長約50bのアプローチ橋設計は県がエスシー企画(徳島市)で実施した。
提供:建通新聞社