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北陸工業新聞社
2023/02/21

【富山】職能発揮し地域に貢献/2023年建築富山新春交流会開く

 県内建築関連団体の関係者が一堂に会する恒例の2023年「建築富山 新春交流会」が17日、富山県民会館で各団体の会員ら約100人が出席して開かれ、新春を祝うとともに業界のさらなる発展へ決意を新たにした。
 冒頭、主催者を代表してあいさつに立った県建築士事務所協会の稲葉伸一会長は、「県を含む市町村と防災協定の締結に取り組んでいる。災害が起こったときには我々の職能を使い、安全を担保し人的被害を最小限に抑えながら復旧を支援する。地域に自分たちの能力で貢献することを目標に進めていく」と強調。コロナ禍での変化に触れ、「テレワークやウェブ会議が増え、それは進化であり、生産性は上がったはず。もっと生産性を上げ、腕を磨いていく。仕事を発注していただければ、履行してお返しできる。何かあったときに頼りになるのは地元の業者。腕を磨いて生き残っていこう」との考えを示した。
 来賓祝辞では、新田八朗知事が「23年度当初予算案を公表し、キャッチフレーズに『コロナ禍を越えて、3B予算(ビルド・バック・ベター)』と付けた。単にコロナ前に戻るのではなく、より良く変えていく、復興していく気概を持って乗り越えていきたい。ウェルビーイングの向上のためには、安全・安心な住宅、働き場所が必要。日頃から安全・安心な建築、さらに建築文化の発展にも寄与いただいている。建築甲子園で5年ぶりに富山工業高校が全国優勝した。若者たちが建築の面白さに目覚め、素晴らしさを体感して、将来に続く人材に育っていくことを期待し、支援していく」とあいさつ。渡辺守人県議会議長は、「今まで安全だと思っていても、何が起きてもおかしくない時代になってきた。安全・安心ということが基本。地域の景観に見合った素晴らしい建物をこれからも大いにつくっていただきたい」と述べた。
 引き続き、渡辺議長の発生で乾杯し、和やかに歓談しながら親睦を深めた。県建築士会の西野晴仁会長の三本締めで閉会した。
 参加団体は、▽県建築士事務所協会▽県建築士会▽日本建築家協会北陸支部富山地域会▽日本建築学会北陸支部富山支所▽日本建築構造技術者協会中部支部北陸部会富山会▽県設備設計事務所協会▽県建築設計監理協同組合−の7団体。

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