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　社会福祉法人新潟地区手をつなぐ育成会（本部・新潟市中央区関新１丁目２番３４号　松原伸直理事長）は、西区黒鳥地内にある「あすなろ福祉園」の改築工事を計画している。理事会の承認が得られれば、９日に単体もしくは２社ＪＶ対象の制限付き一般競争入札で公告する構えだ。
　新潟市の２月補正予算「障がい福祉施設整備事業」の整備支援対象に盛り込まれ、このほど補助内示を受けた。あすなろ福祉園は、新潟地区手をつなぐ育成会が新潟市から旧黒鳥小学校校舎を無償で借りて運営。築４０年以上が経過し老朽化が進むことから、敷地内の体育館跡地に改築する。規模は軽量Ｓ造２階建て延べ約１３００平方メートル。定員は生活介護２４人から４４人に増員するほか、就労継続支援Ｂ型１６人の多機能型障害者福祉施設に建て替える。１０月末の完成を目指す。
　設計は、創建築設計事務所（新潟市東区）が担当。
　２００７年３月に新潟地区手をつなぐ育成会の法人設立を経て、あすなろ福祉園と地域活動支援センター５カ所による社会福祉事業サービスを開始した。田んぼや特産である黒埼枝豆畑に囲まれた自然豊かな場所に位置しており、地域住民とのつながりを大切にしている。新潟地区手をつなぐ育成会は、障がいのある人の「当たり前の人生の実現」を目指し活動している。