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北陸工業新聞社
2023/03/08

【石川】県議会一般質問/来年度、上棚高架橋着工へ/里山海道上棚矢駄〜徳田大津で測量、設計

 石川県議会は7日、本会議を再開し、向出勉、一川政之、中村勲、清水真一路、長田哲也、田中敬人の6議員が一般質問した。この中で馳浩知事はのと里山海道4車線化事業で、来年度に上棚高架橋(志賀町上棚地内)を着工することを明らかにした。
 のと里山海道4車線化の整備方針を問われた馳知事は、2月6日に西田昭二国土交通大臣政務官に対して「柳田インターチェンジ(IC)から上棚矢駄IC間の整備促進に加えて、上棚矢駄ICから徳田大津ジャンクション(JCT)間の新規事業採択を要望した」と説明し、「柳田ICから上棚矢駄IC間9・6キロは6・1キロが4車線供用済み。来年度は上棚高架橋の工事に着手するなど整備を加速する」としたほか、新規事業の上棚矢駄ICから徳田大津JCT間については「測量、設計を進め、柳田ICから上棚矢駄IC間に間を置くことなく工事に着手できるよう準備を進める」と前向きに答弁した。
 当初予算について知事は、「過去最高の新規事業を打ち出すことができた。新規事業で重きをおいたのは、人に対する投資に加え、農業公園用地や知事公舎の利活用、新たな社会福祉会館や産業技術専門校の在り方、金沢港の将来ビジョンなど長きに渡り課題とされてきた案件を目に見えるかたちで一歩前進させることができた」とし、スピード感をもって全力で執行するとした。
 南加賀地域の道路整備に関して知事は「加賀温泉駅へのエントランスとなる駅前道路および山代温泉へつながる山代粟津線のバイパス区間を新幹線開業までに完成させる」としたほか、大聖寺道路について「加賀温泉駅側からの改良を進めるととに、国道305号側の用地補償にも着手するなど整備を加速させる。今後の整備にあたっては大聖寺川やJR北陸本線を跨ぐ橋梁など大規模構造物が残っていることから時間を要するが、引き続き関係機関と連携しながら一日も早い完成を目指す」と答弁した。

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