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日刊建設タイムズ社
2023/03/09

【千葉】33年頃検討を開始/庁舎移転建て替えに言及/駅周辺が現実的/我孫子市

 星野順一郎・我孫子市長は、市役所庁舎の移転建て替えの可能性について言及した。現地で建て替えを行う場合に仮設庁舎の設置が必要となる一方で、移転の場合には跡地売却などが可能となるため財政面でメリットがあるとの認識を示した。また、移転場所について「人口密集地であり、交通の便が良い我孫子駅・天王台駅周辺が現実的」と述べた。今後は、本庁舎と議会棟の耐用年数の終年の15年前に当たる2033年頃を目安に検討を開始するとし、「ある程度のめどをつけた後、市民などと議論を行う」と述べた。
 新庁舎の形態について、下層に商業機能を設け、上層に行政機能を設置した茨城県土浦市の庁舎を例示した。
 現庁舎は機能が分散し、市民に対しワンストップでサービスを提供できていないことに加え、十分なバリアフリー化が図られていない。星野市長は「機能集約することで、高齢者・車椅子・子ども連れに快適に利用してもらえる」と語った。
 22年4月に一部改訂した市役所庁舎整備計画(個別施設計画)では、本庁舎と議会棟の目標耐用年数に達する48年度まで長寿命化する場合の費用として総額約14億5000万円(各年度当たり約5000万円)を要するとした。
 現庁舎は、我孫子1858に所在。
 庁舎の建物は次の通り。
 ▽本庁舎=RC造地上1階地上2階建て、延べ床面積3200・36u、1968年度完成
 ▽議会棟=RC造2階建て、延べ床面積1117・82u、68年度完成
 ▽東別館=S造2階建て、延べ床面積794・98u、84年度完成
 ▽西別館=RC造4階建て、延べ床面積1484・77u、91年度完成
 ▽庁舎分館=S造2階建て、延べ床面積443・44u、98年度完成
 ▽議会棟第一委員会室=S造平屋建て、床面積105u、90年度完成
 ▽本庁舎更衣室=S造平屋建て、床面積148・38u、88年度完成
 ▽本庁舎分室=RC造2階建て、延べ床面積265・47u、69年度完成k_times_comをフォローしましょう
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