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日刊建設タイムズ社
2023/03/08

【千葉】焼却施設など解体17億/主要5件の事業費を公表/工事は25年度以降/我孫子市

 我孫子市は、クリーンセンター整備事業における焼却施設等解体に17億円、(仮称)湖北消防署整備に15億円、柴崎地区産業用地インフラ整備に4億6000万円、都市計画道路下ケ戸・中里線整備に4億5000万円、金谷排水機場改修に11億5500万円を概算している。クリーンセンター焼却施設等の解体は、早ければ2025年度に着工する。
 クリーンセンターは、中峠2264ほかの敷地面積約2・9haに所在。焼却施設、プラスチック中間処理施設などを解体・撤去し、リサイクルセンターなどを新設する。焼却施設の建築面積は1551u。ストーカ方式焼却炉で、処理能力は1号炉が90t/日、2号炉が105t/日。23年度当初予算案には、解体設計および土壌汚染状況調査業務委託料3974万3000円、土壌汚染詳細調査業務委託料3493万6000円を計上。4月頃に一般競争入札で委託する予定。25〜26年度の解体工事や土壌汚染対策などを経て、27〜29年度に新施設の設計・工事を行う。
 (仮称)湖北消防署は、中里字山王前449―1ほかの敷地面積9245uに整備を計画。東消防署湖北分署庁舎の機能を移転するとともに、総合訓練施設や自家給油施設などを新設する。24年4月頃に、南側敷地の造成および外構工事、東側敷地の安全対策工事、本体工事、電気設備工事の入札を執行し、26年3月の完成を目指す。設計業務等は、カトウ建築事務所に24年1月31日の納期で委託している。
 柴崎地区産業用地は、柴崎字天王谷の一部に所在。敷地面積は約3・67ha。市街化調整区域に位置している。22年11月の土地計画審議会では、中規模な工場を設置する2000〜3000uほどのA地区と、住工混在解消を目的に市内の小規模な事業者を誘致する約500uのB地区に分けて整備する方針を示した。星野順一郎市長は「利根川上流河川事務所との排水に関する協議を3月末までに終え、23年度に用地取得・地質調査を経て土地利用計画を作成し、24年度の着工を目指す」とした。整備事業者は、大日本土木・マーケットトラスト共同企業体。
 下ケ戸・中里線の整備事業においては、未整備区間約690mを新設する。用地買収が済み次第、早ければ24年度に着工する。幅員は16m(車道部3m×2車線、歩道部3・5m×両側、路肩1・5m×両側)の計画。23年度当初予算案には、警察と協議を行う中で必要となった詳細設計の修正や農業用排水施設移設設計の委託料1400万円などを措置。6月頃に一般競争入札を公告する予定。
 金谷排水機場は、久寺家660―3に所在。つくし野川の下流に位置しており、田中調節池を経由して利根川に放流する施設。機能が低下していることから、安定した排水能力を確保し浸水被害などを未然に防止するため、更新を行う。23年度当初予算案には、工事費に総額11億5500万円の3か年継続費を設定。年割額は、23年度1億1550万円、24年度8億850万円、25年度2億3100万円。5〜6月頃に一般競争入札で発注する予定。長寿命化計画策定をウエスコ、また実施設計を協和コンサルタンツが手掛けた。k_times_comをフォローしましょう
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